波切神社(なみきりじんじゃ) 波切不動尊 - 御陵墓伝説地吾平山上陵(鵜戸神宮周辺)
参拝時の注意事項
鳥獣保護区につき鳥・獣・魚・植物の採取はご遠慮下さい。
階段がすべりますので足元には十分ご注意ください。
2022年4月 写真を一部追加、リニューアルしました。
一部の画像はクリックすすると、最大1920pix幅に拡大します。
波切神社(なみきりじんじゃ)
鵜戸神宮本殿の北側にもう一つの洞窟があり、波切神社が鎮座されています。
航海安全、大漁満足に霊験あらたかな神さまです。
1月28日に例祭があり、講社(特に漁師の方々が多い)のお参りがある。
鵜戸神宮から波切神社までは歩いて15分程ですが、道中は滑りやすい登山道みたいなところなので、動きやすい格好に滑りにくい底のスニーカー履きなどが良いです。
波切神社
波切神社は鵜戸神宮御本殿同様、波の浸食によってできた洞窟(不動窟)にある神社です。
場所がらか、訪れる方も殆どいない様な雰囲気。
打ち寄せる潮の音以外には何も聞えない。目を閉じ、ゆっくりと、太古を想像してみるのもまた良いかもしれません。
実はこのページを作成した2004年当時は「知る人ぞ知る」みたいなところでした。
道も登山道みたいなところでしたので、あまり目立たなぬ様、ひっそりと公開しておりました。
何年か経ち、いつだったか、国土交通省発行の鵜戸神宮周辺を紹介するパンフレットにも「波切神社」の写真が紹介されておりました。
スピリチュアルスポットやパワースポット等のブームもあったりして、段々個人の方のブログ等でも紹介されるようになりました。
鵜戸神宮 本部宮司の著(
鵜戸さん その信仰と伝承)でも波切神社が紹介され、知られるようになりました。
波切神社の御朱印は 鵜戸神宮で拝受できるとの情報もネットで見かけました。
波打ち際がすぐそばまでせまってきていますが、今まで本殿が波で洗われたことはないとの事です。
祠に吊り下げられた鈴の代わりに鯛の型の板鐘、木槌で叩きます。
上に描かれた卍の文字が印象的です。神仏習合。
波切不動尊
波切神社の左脇には不動明王が祀ってあり「波切不動」とも呼ばれているそうです。
不動明王の石像
何時頃彫られたものでしょうか、不動明王の石像が風化してました。
波切神社参拝の作法(昔からの習わし)
鵜戸さん その信仰と伝承 / 本部雅裕著によると、
波切神社には独特の参拝作法があるようです。
入り口に置いてある箒(ほうき)を持って参拝。お詣りがすんだら、後ろ向きに後ずさりしながら箒の目を立てて自分の足跡を消しながら入り口までさがるそうです。
次の参拝者が、すがすがしく、気持ちよくお詣りできるからとの事。
アクセス・地図等の情報
※以下は、起点となる鵜戸神宮の場所です。
鎮座地:〒887-0101 日南市大字宮浦3232(鵜戸神宮)
地図:
GoogleMap Mapfan Mapion
(274 536 279)
緯度経度 N31/38/47 E131/28/08(日本測地系)
車:宮崎ICより約50分または、田野ICより約40分
本参道・新参道・海岸参道紹介 →
八丁坂ページ
鵜戸神宮神門の開門時間
4月 - 9月 6:00 - 19:00
10月 - 3月 7:00 - 18:00
※入場は閉門時間15分前までです。
鵜戸神宮の楼門付近、左手に
稲荷神社への門があります。
門を入り、参道石段を登り、稲荷神社へ
稲荷神社右奥に山へ登る階段があり、そこを登ります。
100mもしないうちに
直進「御陵」、
右「波切神社」という標識(立て札)があると思います。
距離は「御陵」まで375m、「波切神社」まで約400mですが、御陵への道はかなりの登坂路なので、運動不足の私には結構辛いものがありました。
道中は
いずれも滑りやすい道なので、動きやすい格好にスニーカー履きが望ましいです。
雨の日、雨の後等は、ぬかるんだりすべりますので、お薦めしません。
鵜戸神宮 稲荷神社参道石段
不動窟 波切不動尊 波切神社への道
稲荷神社脇から階段を登って行くと、「御陵墓」との分岐点があります。
「波切神社」へは右の方へ向かいます。それまで石段、それなりに歩きやすかった道は・・やがて荒れた勾配のきつい山道となります。
当時、時々これ多分道だよね?と自問自答したくなるような、獣道のようなところを歩いた記憶があります。(おそらく現在も同じではないかと思います。)
やがて海が見えるようになり、少し下ると、洞窟(不動窟)と波切神社の朱色の鳥居が見えて来ると思います。
稲荷神社より歩いて、15分程度かと思います。
御陵 (御陵墓参考地吾平山上陵) Imperial
Mausoleum Reference Places
速日峯(ハヤヒノミネ)の古墳
「吾平山稜」 とも呼ばれる前方後円墳
鵜草葦不合命(ウガヤフキアエズノミコト)の御陵と伝えられるところです。(御陵墓参考地)
ここへの道中も足場が悪く(苔の生えた随分間隔のある階段・・というより墓石状の切り出した飛び石の続く坂道です)
この間隔が結構ありまして・・かなり歩き辛いです。
120m程の山、距離375mですが、正直
結構辛い辛い登り道です。
運動不足の方は辛いかも知れません。私そうでした(汗)
ここは宮内庁の管轄地であり、
西都原古墳群の男狭穂塚・女狭穂塚と同じ様に周りは柵で覆われておりました。
リンク→
宮崎県のWebPage 神話と伝承101より 「吾平山上陵」
〝ミコトの陵は、「西洲(にしのくに)の宮に崩(かむあが)りましぬ。よりて日向の吾平山上陵(あひらのやまのうえのみささぎ)に葬りまつる」(日本書紀)とあり、10世紀の延喜式には、それは「日向国に在って、陵戸(陵を世襲で守る人)はない」とある。
明治7年、政府は鹿児島県吾平町にその陵を定めたが、県内だけでも、日南市・鵜戸山をはじめ高千穂や佐土原町、西都市などにも伝説地があり、反論があった。その反論に抗しきれず、明治29年6月23日、政府は日南市・鵜戸神宮背後の速日峯山上を「御陵墓伝説地吾平山上陵」と定めた。〟
wikipedia ウガヤフキアエズノミコト
信仰 項目より引用(平成24年5月18日現在の内容)
〝吾平山上陵(鹿児島県鹿屋市)盧茲草葺不合尊は、他の天皇につながる神と同様に農業の神として信仰されるほか、上記の説話から夫婦の和合、安産などの神徳もあるとされる。鵜戸神宮(宮崎県日南市)、宮崎神宮(宮崎市)などに祀られている。
埋葬地は、日本書紀に「吾平山上陵」と記されているが、その伝承地は南九州各地にある。明治7年、明治政府はそれらの中から、旧薩摩藩の学者の意見を参考にして鹿児島県鹿屋市(旧
肝属郡吾平町)を「吾平山上陵」に治定した(他の日向三代の神陵も鹿児島県内に治定している)。
しかし、日向の人々からの反論があり、国学者や宮内庁の調査によって、明治29年、鵜戸神宮背後の速日峯山上が「御陵墓伝説地 吾平山上陵」と定められた。他に、宮崎県西臼杵郡高千穂町の「吾平山陵」とする説もある。〟
当サイト内関連ページ
➡ 鹿児島県の「日向三代」御陵墓参拝・可愛山陵・高屋山上陵・吾平山上陵
日本書紀より
(ひこなぎさたけうがやふきあへずのみこと)、其の姨(をば)玉依姫を以て妃(みめ)としたまふ。
彦五瀬命(ひこいつせのみこと)を生しませり。次に稲飯命(いなひのみこと)。次に三毛入野命(みけいりのみこと)。次に神日本磐余彦尊(かむやまといはれびこのみこと)。
凡(すべ)て四(よはしら)の男(ひこみこ)を生(な)す。久しくましまして
、西洲(にしのくに)の宮に崩(かむあが)りましぬ。因(よ)りて日向(ひむか)の吾平山上陵(あひらやまのうえのみさぎ)に葬(はぶ)りまつる。
以下も併せてご覧ください。
➡ その後撮影した写真
鵜戸御陵墓参考地 連日の峯 吾平山上陵(あひらのやまのうえのみささぎ)
当サイト内「鵜戸神宮」関連ページの一部をリンク
➡ 鵜戸神宮(メインページ)
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➡ 霊石お乳岩(おちち岩)
➡ 霊石亀石と運玉(うんだま)
➡ 稲荷神社
➡ 鵜戸神宮へのアクセス(駐車場・八丁坂など)
➡ 波切神社 - 御陵墓伝説地吾平山上陵
➡ 鵜戸御陵墓参考地 鵜戸山 連日の峯 吾平山上陵
➡ 鵜戸山の磨崖仏
➡ 鵜戸山一本杉
➡ 鵜戸山別当墓地並びに墓
➡ 鵜戸千畳敷
➡ 鵜戸岬の石灯篭型灯台
当サイト内検索(画像も)出来ます。
その他の宮崎の写真も是非ご覧下さい。
-Miyazaki sightseeing photograph collection-
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波切不動尊 波切神社 御陵(御陵墓参考地吾平山上陵)(宮崎県日南市鵜戸)
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