百済の里(くだらのさと)　（宮崎県東臼杵郡美郷町南郷区）

美郷町南郷区の観光地を写真で紹介します。

西の正倉院（にしのしょうそういん）

奈良の正倉院と同一品を含む貴重な文化財が存在することから計画された博物館。門外不出とされていた正倉院図を元に、屋根瓦や柱などすべての部材や瓦の葺き方まで奈良正倉院と寸分の違いもなく再建。
　詳しくはこちらのページで　→　西の正倉院

百済の館（くだらのやかた）

韓国の古都「扶餘（プヨ）」の王宮跡に建つ「客舎」をモデルに復元した日韓交流のシンボル。瓦や梁は韓国から取り寄せられ、梁や軒を埋め尽くす赤、緑、青の丹青（タンチョン）は韓国の名工が作ったもので、館内には百済文化の資料が数多くある。　→百済の館

神門神社（みかどじんじゃ）

神門神社は718（養老2）年創建。正祀の最新は大仙祀命と百済国禎嘉王が祀られている。2000年、国の重要文化財に指定。毎年1月下旬に禎嘉王の第一皇子を祀る木城町・比木神社から神門神社を訪れる親子再開物語「師走まつり」が行われる。→神門神社

恋人の丘（こいびとのおか）

美郷町南郷区を見下ろす小高い丘にある、六角形の東屋は韓国「扶餘」の落花岩に建つ「百花亭」を再現したもの。
寒い時期の朝、条件がそろえば雲海を見る事が出切るそうです。→　恋人の丘

西の正倉院・百済の館　観光案内　と　鬼神野溶岩キャンプ場で撮影した紅葉

　［下記画像はクリックすると新しいウインドウで1024pixに拡大します。］

師走祭り

[師走祭りにて～神門神社一本鳥居での迎え火～]
迎え火を焚き、1年に一度の再開、比木神社一行を迎える。→　師走祭りのページ

師走まつり　(人物)が入っているので拡大なし
“師走祭り”は異国の地で離れ離れに祀られた百済王族の御霊をなぐさめる形で毎年催される1,000余年もかたくなに守り継がれてきた伝統の祭り。
約1300年前に朝鮮半島から日本に亡命した父、禎嘉王(ていかおう)は宮崎県日向市に漂着後、美郷町南郷区へ逃れた。一方、長男 福智王(ふくちおう)は高鍋町に漂着、その後、木城町に辿り着いたとされる。
　師走祭りはこの木城町の比木神社に祀られた王子 福智王(ふくちおう)、の御霊が父、禎嘉王(ていかおう)を祀る美郷町南郷区の神門神社を訪れ年に一度再会するという、全国でも稀な形態の祭事です。

師走まつりのハイライトは上りまし（初日）の日に杉や生竹で作られた5mの高さ、約30基ものやぐらが一斉に燃え盛る“迎え火”。
約10ｍも登る火柱は無数の火の粉を放ち、空を真っ赤に染め、時折生竹のはじける激しい音と共に荘厳かつ迫力があります。
　翌日は、神門神社で神事や神楽、翌々日は別れを惜しむ儀式の後、ご神体は比木神社へ帰る。

　師走祭り関連リンク→　ひむか神話街道50の物語集（南郷村の百済王）小丸川の郷物語

美郷町の三大祭り
　西郷区　御田祭　宮崎県の無形民俗文化財にも指定された伝統のお田植え祭り。
　北郷区　宇納間地蔵大祭　旧暦1月24日を中日とする3日間に開催される。
　南郷区　百済王伝説・師走祭り　別れ別れに漂着した百済王族親子の悲しい対面を再現したこの祭り。