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坂元棚田にて 棚田と彼岸花 (日南市)坂元棚田の場所 宮崎県日南市酒谷坂元地図リンク Mapfan 緯度経度 E=131.15.45 N=31.39.07(日本測地系) 車:宮崎自動車道 田野ICより県道26号線で約55分 都城ICより国道222号線で約55分 バス:JR飫肥駅よりバスで30分 道の駅酒谷の前の国道を渡り山側へ登る感じの細い道を1〜2K程度走る。棚田の裾に駐車場がある。 New 【2023年 坂元棚田 ヒガンバナ開花情報】 NHK宮崎、2023年9月16日の報道によると、"棚田保存会の話として、あと1週間くらいは楽しめそうだということのことでした。 2023年ページ構成リニューアル ➡ 坂元棚田の彼岸花 坂元棚田 国道222号線沿いの彼岸花 「国の重要文化的景観」 に文化審議会が文部科学大臣に答申(2013年6月21日) 2009年秋撮影写真 → 坂元棚田の写真|黄金の稲穂と彼岸花 かかし (2009.9.26) ブログ関連記事 → 坂元棚田 黄金の稲穂と彼岸花(2009.9.26) 上記タイトルパノラマ画像はクリックすると1600pix幅に拡大します。 |
日本の棚田百選 坂元棚田坂元棚田は、日南市の最高峰である小松山(988.8m)の南斜面標高200mの麓に位置し、小松山を水源の清らかな水が谷川から棚田へと流れ込んでいます。 棚田の元地は、集落共有の屋根を葺く茅を刈る原野で茅場とよばれていたところです。 その茅場が棚田へと変わっていったのは昭和の初めで、国の補助事業を導入して大正の末から測量が始められ、昭和3年5月に坂元耕地整備組合を設立して同年9月から本格的に工事が始められました。工事は5年間、19,747円と、当時としては高額の費用をかけて昭和8年8月に約100枚、5ヘクタールの棚田が完成しました。 石積みは全て現地の石を利用したもので、小さな自然石と大石を割ったものを垂直に近い斜面に高く積み上げる技は大変難しく、専門の技術者を入れて工事は始まりました。工事が進むにしたがって地元の人々も見よう見まねで技術を習得し、十数枚の田が出来上がった頃からは、地区の人々を中心に家族総出で工事が進められたようです。 この棚田は馬耕を前提としており、全国的に類をみない幾何学的に整備されたもので、1枚辺り5アールの面積やあぜ道の幅などすべて馬耕の思想が見られます。 開田と同時に、灌漑用水工事も行われ、小松山中腹の赤ナメラ谷、半四郎窯谷の二つの谷から約1500mの水路開削工事も進められました。 当時は渇水が激しく、田の表土も硬く、稲の収穫は現在の半分にも及ばない程でしたが、農家の努力によって年毎に耕作し易くなり、徐々に増収へとつながってゆきました。 現在地元農家(平均64歳)13戸が約70枚、3.5ヘクタールの水田を耕している。 農林水産省は平成11年7月26日、文化的遺産や国土保全、動植物生態系の維持などを果たしている役割を評価して「日本の棚田百選」に認定しました。 また、棚田保全活動のひとつとして農閑期にレンゲを蒔き、毎年4月の第二週の土・日曜日には棚田一面がれんげの花で彩られる「棚田まつり」が行われ、訪れる人々の心を潤している。 知ってますか?棚田の役割棚田はダム山に大雨が降る、棚田がその雨水をいっぱいに蓄え、ゆっくり地下へしみ込み、一気に雨水や土砂が川に流れ込むのを防ぐ役目がある。 棚田は水をきれいにする田んぼの中の微生物や土の生物が、ゴミやバイ菌を取り除いてきれいな水にして川へと流れてゆく。 (文は 現地案内板、酒谷グリーンツーリズム協議会発行リーフレットより引用した) 2006年 10月6、7日、坂元棚田のある日南市において「全国棚田サミット」が開催されました。 開催予定日:2006年10月6日、7日 テーマ 「棚田未来への継承−人の絆が棚田を創る。」 メーン会場:日南総合運動公園多目的体育館 「全国棚田(千枚田)サミット」
歴史的文化遺産である棚田を見直し、環境保全や農村文化を考えようと、1995年、高知県檮原(ゆすはら)町で始まった。全国各地から棚田保全に取り組む個人、団体など2日間で約1200人が参加。 基調報告やパネルディスカッションのほか、今回初めて地元の取り組みを紹介する事例発表を現地で行った。 棚田が一望できる展望台があります。(2006年8月完成) 坂元棚田が一望できる標高300mの高台に宮崎県が展望台を整備。5台分の駐車場も設けてあります。 棚田下の駐車場の100m程?手前を曲がり登坂します。(標識があります)→展望台の位置の参考地図 棚田百選棚田百選とはいっても実際には、全国で134ヶ所が棚田百選に選定されているそうです。坂元棚田以外の宮崎県内の棚田百選・地域 戸川地区(日之影町) 先祖は江戸城石垣の修復に召された石工集団だったという、石垣の村「戸川」。 全7戸で構成された小さな村の急峻な地形を生かした棚田は見事。 毎年4月末には「石垣の村棚田まつり」を開催している。 尾戸の口、栃又、徳別当地区(高千穂町) 棚田の形状的な美しさ、周辺地域を含んだ農村風景としての美しさが評価されている。 真幸棚田(えびの市) 標高786mの滝下山の中腹にあり、熊本藤雄さんと妻のハツ子さんが戦後半世紀をかけて築き上げた石の芸術品である。また、土砂浸食防止などの国土保全の役割も果たしている。 向江棚田、春の平棚田(西米良村) 石積みの美しい景観を呈しており、秋の収穫後は、はさ掛けの景観も楽しめる地域である。 下の原地区、鳥の巣地区、日蔭地区(五ヶ瀬町) 形状的な美しさと山あいと合った風景が評価されている。また、各地区にある神社 仏閣等の伝統文化の維持保全にも努めている地区である。 壁紙 坂元棚田の収穫 棚田の彼岸花とアゲハチョウ ハイビジョンワイドモニター用壁紙 関連リンク→ 日南市観光協会のページ |
坂元棚田にて[画像をクリックすると新しいウインドウで1024pixに拡大します] |
前回と同じいような写真ですが、稲の色が違うので・・ / 案山子コンテストをおこなっておりました。(ふくよかな胸で・・) |
赤い彼岸花に先駆け白い彼岸花が丁度見ごろでした。赤い彼岸花はポツポツという感じでした9月中旬過ぎてからでしょうか? |
坂元棚田にて棚田サミット成功を祈りつつ・・サミット開催前にUpしたもの[画像をクリックすると新しいウインドウで1024pixに拡大します] |
坂元棚田にて 棚田と彼岸花の画像(以下は公開済 従来の写真) |
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-あとがき−そこは、昔ながらの美しい山里、小松山を水源とする清流が脇を流れ、その流れる水音と共になんとも日本人のルーツとも思える田園、向うの森、山々、空と相まってこの風景は非常に心をなごませてくれる。 現地へ立つと、よくぞこれだけのものを人・牛・馬だけで作っものだと、当時の農家の方々の並々なる努力に頭が下がる思いだ。 坂元棚田の耕作はなんと5年の歳月を費やしたそうだ。 最下段の数段は畑となっているところもあった、減反とかあるのだろうか・・ カメラのこと棚田の撮影は難しい・・結局2004年の撮影では事前調査不足で斜面を一望出来る撮影ポイントは見つけきる事が出来なかったがその後2006年の撮影でリベンジした。 TOP写真は横からマニュアルで5枚程撮影し、後でPC上で加工合成パノラマ化を試みたもの。 以前から感じておりましたが、デジカメは受光素子の特性なのか??どうも彼岸花の独特の赤の撮影は苦手な様で、赤色が殆どにじんだ感じになってしまう。2006年の撮影ではデジタル一眼レフを使用した。受光素子が大きい分少しはよくなった。 彼岸花のこと日南ダムの近くの植栽群生しているところとか、萩の茶屋、皇子原公園(高原町)等、群生する彼岸花もそれはそれで見事ですが、暑い夏も終わり、過ごしやすくなって来たこの季節になると毎年土の中からニョキっと顔を出し、こうやって田んぼのあぜみちに所々赤と白の花を誇らしげに咲かせている彼岸花も季節と生命の営みを感じさせてくれ、私は好きですねー。 坂元棚田の彼岸花は4年前に地元の婦人部が植え始め、球根を丹念に植栽してきたもだそうです。 |
日本の棚田百選・日南市坂元棚田 2006棚田サミット開催地(日南市) |
周辺情報 国道220号を都城方面へ少し走ると左手に小布瀬の滝があります。日南側には日南ダムがあります。 ページ内関連リンク 日南海岸関連ダイジェスト 萩の茶屋の彼岸花 ●ページへのリンクはブログ、BBS等からでもご自由に。2004/09up ● -このページが宮崎観光/宮崎旅行のお役に立てれば幸いです- ご意見、ご感想等ございましたらへ 「坂元棚田、宮崎」の画像を気軽にUPして下さい→PhotoMiyazaki画像あっぷあっぷBBS |
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