記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI 記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ |
【028】 宮崎県庁に集う 神々の舞 神楽の祭典昨年に続き、今年も県庁本館前庭に設けられた神庭において「神楽の祭典」を予定。背景の写真は 宮崎神宮参道のライトアップ |
昨年に続き、今年も、県庁本館前庭に設けた神庭にに県内の伝統ある神楽の数々が集合・披露する「神楽の祭典」 が10月に開催されるようです。当日、楠並木通りでは、地産地消をテーマに宮崎県の食材を並べた夜店が並びます。 開催場所: 宮崎県庁本館前庭特設ステージ 日程 : 2013年10月12日(土)・10月13日(日) 時間:開場17:00 / 開演18:00~21:00 ■ 予定されている神楽と番付は以下 ◆10月12日(土) 18:00 脇本神楽 (日南市) 鵜戸 神武 19:00 生目神楽 (宮崎市) 鬼神 神武 太玉 20:00 大人神楽 (日之影町) 鈿女 柴引き 戸取り 舞開き *大人は“おおひと”と読みます。 ◆10月13日(日) 18:00 巨田神楽(宮崎市) 一番舞 鬼神舞 岩通し舞 柴荒神舞 曲舞 戸開舞 19:00 比木神楽(木城町) 宮神楽 手力雄 伊勢舞 20:00 祓川神楽(高原町) 十二人剱 田ノ神 ■ 楠並木通りには夜店が出ます ビール、焼酎、ソフトドリンク、もも焼き、弁当、寿司、アイスクリン、たこ焼き、焼きそば など 【10月13日追記】 今回当方は行けませんでしたが、宮日新聞によると、初日12日の観客は約700人だったようです。 昨年の初日は約800人でしたので、若干減ってしまったようです。 昨年は、古事記編さん1300年の盛り上がりもあったと思いますが、こういったイベント全体に言える事なのですが、PRが足りないのでしょうか・・・、とは言え、あまり増えても、会場のキャパがありますから、よみが難しいですね。 神楽を知る、とっかかりとして、とても良い企画と思います、来年も是非!お願いします。 |
上記 より 宮崎県民俗学会副会長 前田博仁氏による 神楽のミニ解説部をテキスト引用掲載します。 ※当サイト内に関連ページのあるものはリンクを挿入しました。 祓川神楽ですが、プログラムの項目では番付は、「十二人剱」ですが、上記解説部では、「剱」を披露となっているようです。 表の写真も「十二人剱」ですので、「十二人剱」なのかも知れません。 祓川神楽では、通常この二番は、「田ノ神」〜「十二人剱」の順に舞われます。 |
宮崎市や日南市など平野部では、夜神楽はなく、日中行われます。生目神楽は昼から夜にかけての半夜神楽です。 個人的に「太玉」は生目神楽の番付中、一番好きな舞です。 「太玉命」が天の香具山の榊を根っこから抜く場面等を交えた動きの激しい勇壮な舞で「柴引き」に通じるものがあります。 (追記)「太玉」ですが、名称、舞いより、この場面に間違いと連想、上の説明を書きましたが、神楽保存会の説明では、太玉は「手力男命(タジカラノオミコト)が樹を根こそぎ起こす舞」との事でした。 宮崎の里神楽 子供たちにとっても、神楽のハレの日は公認で夜も遊べる楽しみな一日だったりします。 この宮崎に伝わる、貴重な伝統文化は、なんとしても後世に伝えてゆかなければならないと思います。 |
鈿女 | 柴引き | 戸取り |
神楽歌 舞 開 一 天の戸を開いて見れば春日なる 春日の山に 御日は照らっしゃる 二 月と日を諸手(もろて)に取りて拝むには 月こそましゃしゃる 御日は照らっしゃる 三 神の道尋ねて行けば天が先 神のや始 御伊勢なるもの 四 このごろは結びこめたる願いの日も 今こそ解ける 神の心も 五 今日の氏の御祈祷をさおしかの 黄金(こがね)の箱に 納めまします |
宮崎の神楽に関するお勧め本の紹介 (私も愛読) |
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宮崎の神楽 祈りの原質、その伝承と継承 /
山口保明著 みやざき文庫2 鉱脈社 生活文化圏を踏まえ、 人々の祈りの原質を追求。 神楽なくして明けぬ国・宮崎県内の北から南まで全域の、 土地に根ざす神楽を紹介。 → 目次紹介 番付も収録して神楽鑑賞にも役立つ。 第11回宮日出版文化賞。 下記リンクよりamazon通販で購入できます。 送料無料です。(ページ作成時点の情報) 宮崎の神楽―祈りの原質・その伝承と継承 (みやざき文庫 (2))(外部) |
天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。 宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。 私も一押しの本です。 天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫) (¥724円 通常送料無料) ※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で (一)日向神話のタブーに挑む。10 (二)高千穂論争、私はこう考える 26 (三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57 (四)妻をめとらば西都原 99 (五)アマテラスは宮崎出身? 126 (六)天孫族、海へ 146 (七)火を噴く神の山・霧島 172 (八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210 (九)薩摩半島はワタツミの国か 236 (十)旅の終わりに 265 宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク → 梅原猛さんに聞く |
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