ミヤマキリシマ(霧島山系高千穂峰) |
ミヤマキリシマ(高千穂峰)霧島を代表する植物の一つ、ミヤマキリシマはツツジ科の植物。ミヤマキリシマは概ね50cm程度の背丈で、枝先に2,3個づつ散形に2cm程の可愛らしい花をつける。 花の色は、紫紅色が一般的で、桃色、薄紅色のものも見られる。花期は5月下旬から6月中旬。 高千穂の峰から中岳、新燃、えびの高原の南西斜面に広く分布。 ミヤマキリシマは温度の関係で山腹から山頂に向かって咲きすすみ、この時期の霧島の山々はまるでジュウタンを敷き詰めたかのような素晴らしい光景となります。 ミヤマキリシマはここ霧島のほか、阿蘇山(熊本県)、雲仙岳(長崎県)、九重・久住山(大分県)など九州の高山にも分布。 火山活動が完全に治まってしまうと時間の経過と共に草原の森林化が起こり、ミヤマキリシマはやがて枯れてしまう運命とか・・ 火山活動がミヤマキリシマの生存を支えている。 |
霧島連山 高千穂峰で撮影したミヤマキリシマ新燃岳が噴火する前に撮影したものです。 2011年の新燃岳噴火による墳石・降灰・火山ガスにより、一帯のミヤマキリシマは甚大な被害を受けましたが、少しづつ、たくましく復活ししているようです。下の画像は、高千穂河原より御鉢〜高千穂峰(1574m)への登山道沿いで撮影したミヤマキリシマ(深山霧島)の画像です。 御鉢への登山道脇の斜面は一面ミヤマキリシマでピンク色に染まり壮観です。 高千穂峰山頂、山小屋の脇を少し降りたところで 二子石、御池方面を望む方も華やかさこそあまり無いですがミヤマキリシマが綺麗です。 高千穂峰山頂へは高千穂河原より休憩をしながらゆっくり登って2時間程度でしょうか。(坂本竜馬も登ったコースです) 御鉢までは岩場を中心に登ればそうでもないのですが、御鉢〜高千穂峰山頂への登山道は急坂で溶岩が砕けた砂利、登山道もすべり止めの丸太とかも外れていたりして結構荒れており非常に登りにくいです。(下りに特に注意) →この撮影をした際の高千穂峰登山レポ 多くの画像はクリックすると 新しいウインドウで拡大します。 |
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■開花関連情報
【過去の記録】 2016年の記録 2016年5月20日現在 高千穂河原/中岳中腹探勝路つつじコース 散り初め 霧島神宮古宮址、神宮の森遊歩道 見ごろ 高千穂峰/5分咲きほど 大浪池/日当りのよいところから見ごろ。 【えびの高原周辺開花情報】自然公園財団の情報によると、5月18日現在、つつじヶ丘(2〜3分)、池巡りコース(7分)、韓国岳(7分)、甑岳(7分) 2015年の記録 2015年6月4日(木)現在のミヤマキリシマ開花状況 高千穂河原 古宮址(終わり) 神宮の森展望台周辺(終わり) 高千穂峰 登り始め(散り始め)御鉢(満開)山頂(満開) 中岳中腹探勝路(終わり) 大浪池 西回り登山道・東周り登山道(散り始め) えびの高原 硫黄山・つつじヶ丘(散り始め) 韓国岳登山道(7分咲き)・山頂(7分咲き) 2014年の記録 2014年6月2日現在のミヤマキリシマ開花情報 中岳中腹探勝路(満開)、高千穂河原 御鉢 (満開)、高千穂峰山頂(5分咲き) 霧島連山の一部のエリアが、新燃岳噴火の影響で、入山規制になっておりますのでご注意ください。 以下は過去に書いた記事です。 2011年のミヤマキリシマが気になるところですが、新燃岳はもちろんのこと、中岳、高千穂峰等のミヤマキリシマの名所はおそらく灰をかぶり、キビシイ状況かと思います。 1月の最初の噴火後、高千穂河原でくるぶしが埋まる位、灰が積もったようです。 5月31日現在、入山規制で山に入る事も出来ません。 火山活動は数年続くかも知れません。 えびの高原は新燃岳の降灰の影響も少なく、今年もミヤマキリシマが楽しめることと思います。 但し、今年は天候不順で開花付きがどうなのか、気になるところです。 今回の新燃岳噴火について限定した関連ページ新燃岳の噴火の時系列 (随時更新)もご覧下さい。 2010年ミヤマキリシマ開花情報 6月1日現在のミヤマキリシマ開花情報 (情報元:霧島市観光サイト) 場所 /開花状況/ 昨年の見頃時期 高千穂河原 古宮址 / ピーク過ぎ/ 5月15日頃〜5月末 高千穂峰 登り始め / ピーク過ぎ / 5月15日頃〜5月末 御鉢 西壁面 / 満開(5月28日〜)/ 火口壁 / 満開(6月1日〜)/ 5月20日頃〜5月末 山頂 / 5-6分咲き / 5月22日頃〜5月末 |
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[高千穂峰山頂より御鉢、霧島連山パノラマ] |
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お龍を伴い高千穂峰へ登った坂本龍馬は、「此所ニきり島ツヽジヲビタヾシクアル」 「此穴ハ火山のあとなり渡り三町斗アリ すり鉢の如く下お見るニ おそろしきよふなり」・・
と、慶応2年12月4日付、姉、坂本乙女宛の手紙に書いております。 龍馬らが高千穂峰に登ったのは、慶応2年(1866年)3月29日、新暦にすると、5月13日、丁度ミヤマキリシマが咲く頃ですので、龍馬らはその頃を見計らったのではないでしょいうか?おそらく、手紙にある「きり島ツヽジ」は、後に「日本の植物学の父」といわれる牧野富太郎(1862年-1957年)が1909年に命名することになる「ミヤマキリシマ」の事でしょうね。 実は、牧野富太郎氏も新婚旅行で霧島方面を旅行した時にミヤマキリシマを発見、そして命名されたようです。 そして、これまた偶然にも? 牧野富太郎も龍馬と同じ、高知県生まれです。 |
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PS: 阿蘇山仙酔峡へは行きましたが、雲仙岳、九重・久住山などのミヤマキリシマも是非見てみたいものです。|霧島神宮|大浪池|えびの高原|高千穂峰登山|中岳登山|韓国岳登山|甑岳登山|新燃岳登山| |えびの霧島周辺MAP(地図)リンク&GPS|霧島えびの関連BBS| 当サイトのブログよりミヤマキリシマ霧島登山| |霧島火山噴火の歴史|
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実際はもっと鮮やかな色なのですが 画像ではなかなかいい色が出せません。 |
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