【2024年開花情報】2024年4月14付宮崎日日新聞によると、見頃を迎えているようです。
一方13日のUMKニュースによると「ここ数日は楽しめるということです。」とのことでした。
【通行止情報】五ケ瀬町によると
「六峰街道」は道路決壊のため、2023年8月より当分の間通行止め、五ヶ瀬町側から二上山方面には通行不可とのこと。
例年、ごかせ観光協会より発表されていた、あけぼのつつじの開花情報も 2024年は更新されないようです。(
ごかせ観光協会)
➡ 高千穂町側からのルート
アケボノツツジの写真 撮影地:二上山(ふたがみやま)(五ヶ瀬町・高千穂町)
宮崎県五ヶ瀬町・高千穂町町境付近にある二上山で撮影したアケボノツツジの写真を紹介します。
アケボノツツジ
淡いピンク色が夜明けの「
曙」の色に似ている事からその名がついたというアケボノツツジは、標高1,000m超の高山に自生するツツジで、近畿地方以西、四国、九州に分布しています。
アケボノツツは、九州では大分・宮崎県の山地部(1,000m超)等で見ることが出来、宮崎県内では、市房山から祖母傾山(そぼかたむきやま)系、大崩山(おおくえやま)系、、県中央山地尾鈴山系などに多く自生しております。尚、霧島山系と南那珂山地には生育していない。
いずれも登山で見に行く感じであり、気軽は行けない所が主です。
山歩きをする人にしか拝めない感もあるアケボノツツジですが、宮崎県の五ヶ瀬町と高千穂町にまたがる二上山の女岳(989m)は、割りと楽に(車を降りて片道0.85Km、標高差約80m・徒歩15分〜20分程度)アケボノツツジの群落を見ることのできる場所のひとつです。
割と楽・・とは言え、坂あり階段あり、登山道脇には急斜面あり、油断は禁物・足元に十分気をつけて、事故のないよう
女岳付近のアケボノツツジは遊歩道沿い下斜面に群生し、下側にあるので花を間近に観察することができます。
二上山は、女岳(高千穂町・989m)と男岳(五ヶ瀬町・1082m)、二つあり、男岳でもアケボノツツジを見ることは出来ますが、数は少ない印象でした。
アクセス道は、五ヶ瀬町側からの「六峰街道」です。
アケボノツツジの花付は年によって差がある
これまで何度か行きましたが、このページで紹介するのは、かなり花付の良かった時の写真です。年によっては殆んど花が付かないこともあったりと・・、差がありますので、過剰な期待はされませんよう・・
なんとなくですが奇数年は「裏年」偶数年(西暦)の方が花付が良いといった印象を受けているのですが・・今年はどうでしょうね?!
開花 見頃 最盛期も・・まちまち
見頃のピーク、時期ですが、4月10日頃だったり4月20日頃だったり・・と、その年の冬の冷え込み開花頃のの気温など、気象条件等によって左右されるようで、まちまちです。
下部に過去の開花記録を記載しておりますので参考にしてみてください。
例年、開花シーズン頃になると、五ヶ瀬観光協会さんが、アケボノツツジの開花情報を写真付きで公開しておりますので、見学を計画されてらっしゃる方は、4月にいってからチェックされることをおすすめします。
五ヶ瀬観光協会によると、2023年04月05日現在 二上山のアケボノツツジは満開を迎えている木もあります。との事ですが・・写真を見る限り近くではあまり咲いていないような・・? 写真・最新情報は以下で
➡ ごかせ観光協会アケノボツツジ情報
スライド動画・二上山のアケボノツツジ(Youtbeにアップしたもの)
PC壁紙用 16:9 フルハイビジョン 1920pix幅
二上山(女岳)へのアクセス
宮崎県 高千穂町押方地区 ( 二上山は
五ヶ瀬町と高千穂町の町境付近にあります。 )
地図
GoogleMap Mapfan Mapion 国土地理院地図
330 646 091*56
緯度経度 32度40分33.07秒 131度15分31.42秒(日本測地系)
上記記載、地図、経緯度(日本測地系)のポイントは六峰街道沿いの二上山(女岳)への遊歩道入り口付近です。
駐車場は、六峰街道沿いにある二上山展望台入口(女岳登山道入り口)付近に数台分の空き地がある程度です。ここが満車の場合には、周辺の道路の広いところ見つけ、路肩駐車します。開花期の土日などは、登山道入り口付近の道路は駐車車両で混雑しますので、
早朝に行くことをオススメします。
下の地図は、
五ヶ瀬観光協会の作成した、六峰街道周辺案内地図に、二上山の位置を追記したものです。(拡大PDFリンクあり)
(注)リンク先PDFに記載された「ごかせ観光協会」の住所は古いままのようです。(電話番号等は変りません。)新しい住所は公式サイトでご確認を。
しだれ桜で有名な浄専寺の前の道路(503号線)の少し北側より「六峰街道」に入り、道なりに走ります、道路は二上山を回り込むように諸塚方面へ繋がっており、二上山を回り込んだ奥に二上山女岳への遊歩道の入り口があります。浄専寺方面から行くと左手です。
時間にするとR503号の分岐点から車で約20分程です。
アケボノツツジの開花最盛期には、途中の道路から左手の山肌にアケボノツツジの鮮やかな色の群落が見えるのでわかると思います。
車は迷惑にならないところを見つけて路肩駐車。
六峰街道沿いの遊歩道口からアケボノツツジの群落地〜頂上にある二上岳展望台まで0.85Km、15〜20分程度ではないかと思います。
もちろん若干(標高差約80m)登りますが、女岳へはわりと整備された遊歩道なので「登山」という雰囲気よりウォーキングといった雰囲気です。
頂上にある鉄製の二上山展望台付近には残念ながらあまりアケボノツツジはありませんが、晴れていれば阿蘇山をはじめ祖母山、九重連山などの山々、高千穂盆地などがきれいに見えます。
こういう展望台に来ると、ありがちなのですが・・・作られた頃は、もっと周囲の木も低く、開けていて、眺望もさらに良かったのだろうなぁ〜と(^^)
〜 PhotoMiyazaki宮崎観光写真サイトについて 〜
当サイトは、写真中心のサイトです。パソコンの壁紙サイズの写真も多く掲載、出来れば大きな画面でご覧ください。
主な写真は写真上をクリックすると、大きなサイズに拡大します。スマホ等でうまく拡大しない場合には、写真下の文字リンクをタップしてください。
二上山女岳から見た男岳
「六峰街道」は、男岳と女岳の間を通っている。
二上山男岳のアケボノツツジ
過去の開花情報と記録
※日にちは五ヶ瀬観光協会サイトを参考に、カッコ内は当方が追記。
- 2018年:4/3 咲きはじめ、4/5 半分以上、4/8 強風と寒さで開花した花が散る、4/18 わずか開花、4/22 終了
- 2017年:4/16 咲きはじめ、4/20 半分、4/24 見頃(全体的に花芽が少ない。)
- 2016年:4/8 咲きはじめ、4/10 半分、4/15〜28 見頃、4/30 散り始め 5/6 終了
- 2015年:4/8咲きはじめ、4/8 半分、4/10〜14 見頃、4/17 半分以上散る
- 2014年:4/14 咲きはじめ、4/8 半分、4/16〜21 見頃、4/25 半分以上散る 4/30終了(2014年は花付きが良く、いっせいに開花。やはり偶数年が良いのかも?)
- 2013年:4/12 咲きはじめ、4/15 7割程、4/18 散り始め(花数が少ない印象。近年、奇数年は裏年という感じでしたが、やはりそうなのでしょうか? 別件・アケボノツツジ情報)諸塚山のアケボノツツジは、18日開花をはじめたようです。)
- 2012年:4/17 咲きはじめ、4/20 半分以上、4/23 ほぼ見頃、4/27 散り始め
- 2011年:4/21 咲きはじめ、4/26 半分、5/4 見頃、5/6散り始め(全体的に花芽が少ない。)
- 2010年:4/7 咲きはじめ、4/12 半分、4/17〜4/24 見頃、4/28 散り始め
このページ以外の写真も多数掲載した別ページ「
二上山のアケボノツツジの写真」 もあわせてご覧ください。
ニ上山は「天孫降臨」の伝承もある神体山
アケノツツジの咲く二上山(1,060m)は二神山とも書かれ、イザナキ・イザナミの両神をまつる、高千穂町と五ヶ瀬町境にそびえる「神体山」です。
「日向国風土記逸文」によると、ニニギノミコトが天(あめ)の八重雲(やえぐも)を押し分けて〈日向の高千穂の二上の峯〉に降臨されたとあります。
尚、古事記では「日向の高千穂のくじふるたけ」、日本書紀ではこのほかに「くしひの高千穂のたけ」「高千穂のくしひの二上のたけ」などを挙げているようです。
※「天孫降臨」の地については、高千穂峰(高原町)など、諸説あります。
二上山に関連した神社
➡ 二上神社
➡ 二上山男岳・三ヶ所神社奥宮
➡ 三ヶ所神社本宮
二上山をご神体とした「三ヶ所神社」の本宮は、かつて男岳の9合目付近に鎮座してりましたが、参拝が困難な為、現在の三ヶ所地区に遷宮されたもの。
アケボノツツジ撮影あとがき
(当時の感想)今回、アケボノツツジの満開の群落をはじめて目の当たりにした時、ここは別世界?と思うくらいの、なんとも言えない美しさでした。
いらした方からもあちこちで「
すごい!」「
きれい!」の感激の声が・・。
アケボノツツジは他のツツジ類になない、何か独特の雰囲気があります。
一方に向かって咲くその姿は、巨大な胡蝶蘭にも似て、枝ぶりは松の木ような日本的な雰囲気もあり、日本人好みの姿のような気がします。
昨年(2007年)はどこも「裏年」だったようですが、その分?今年はアタリ年なのかも知れませんが花付きがとても良いように思えました。毎年通ってらっしゃる方のブログ記事でも
「
今年のアケボノツツジは花の色、花の咲き具合、花の量等総てにおいて例年見たことの無い美しさ、素晴しさ」と書いてらっしゃいました。
花の色ですが、咲き始めの頃は形も釣鐘状で紫がかったイワツツジのような濃い色をしておりますが、次第に広がって行き、丸みを帯び、色も薄らいで、やわらかい淡い色へと変化して行くようです。
カメラのWB(ホワイトバランス)ばカメラ任せのオートで撮影しましたが、後でPCでチェックするとアケボノツツジ特有の微妙な色合いが再現できてなく、記憶した色あいを頼りに後で色の微調整を行いました。
アケボノツツジは大きくなるので、通常は花を見上げる感じなのですが、ここは、遊歩道の下斜面にアケボノツツジがありますので、花を下から見上げる事もなく、目線もしくは見下ろす感じの
非常に花の観察に恵まれた環境でして、撮影も水平に近いアングルが主体となりますので、曇り空でもそれほどハンディーはないと思います。
この日は時折薄日がさす程度でそこそこ明るく、晴天時の強いコントラストも抑えられ、花の雰囲気を出すのには、最適な天候で、無風状態も何よりラッキーでした。
アケボノツツジは一定の方向を向いて咲く性質があるようで(日光とかではなさそうだし何なのでしょう?通常の風向き?)場所によっては「一様にそっぽ向かれている」部分もあります、後で写真を拡大してみてあれ?こっち向いてない、ということのない様に、撮影時は花の向きをよーく観察した方が良いと思います。
遊歩道からアケボノツツジまでは、約5m程の距離がありますので、花のアップの撮影には300mm程度のズームレンズが必要です。
花まで遠いからって、遊歩道から外れて斜面に立ち入らないようにしたいものです。アケボノツツジの根を覆っている落ち葉などが流れ落ち、良くありません。
この日は早朝、日の昇る前に現地着、入山しましたが、
鹿の鳴き声が聞こえました。
えびの高原の
ノカイドウのようにアケボノツツジが鹿の害に会わなければ良いのですが・・。
このような美しい自然と貴重な植物を大切に残したいものです。
次の山の花の撮影は
ミヤマキリシマに先駆け 霧島・新燃岳鞍部の
キリシマミツバツツジかなぁ・・
(※霧島のキリシマミツバツツジはその後発生した「新燃岳」の噴火で火山灰に埋もれてしまいました。)
➡ 宮崎県のツツジの名所
〔高千穂町関連ページ〕
その他の宮崎の写真も是非ご覧下さい(このページは一部です)
-Miyazaki sightseeing photograph collection-
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二上山のアケボノツツジ(宮崎県西臼杵郡高千穂町)
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