宮崎県古墳講座 「畿内(ヤマト)王権と日向(ひむか)」
【 追記 】関連ブログ記事
➡ 宮崎県古墳講座受講 3/3回目 西都原考古博物館にて
8月〜9月にかけて合計3回、宮崎県主催の古墳講座が開催されます。
参加無料・事前応募(先着順です。)
→
詳細・申し込み受付等(UMKエージェンシーサイト)
(文は、下部掲示チラシより転載しました。)
講座のねらい。
日本列島の南端、南九州は古に「
日向(ひむか)」と呼ばれていました。「
古事記」「
日本書記」に建国神話の舞台として登場し、また景行天皇に始まり、特に仁徳天皇から雄略天皇の時代には、大王(天皇)を日向の女性との婚姻やその皇子たちの悲劇が濃密に語られています。
一方、古墳時代の4〜5世紀において、
生目古墳群や
西都原古墳群など、畿内を除いて最も巨大な古墳が築造され、大規模古墳群が形成されたのは日向の地でした。
何故、古代以降、辺境の地ともされた南九州が神話の舞台となり、その地に巨大古墳が築造されたのでしょうか。畿内(ヤマト)王権にとっての日向とは、また古代国家建設に向けて日向の果たした役割とは何だったのか、考古学や古代史学の視点から最新の史資料をもとに読み解いていきます。
- 8月6日(土) 平林章仁(龍谷大学 教授)
「畿内(ヤマト)王権の中の日向〜日下宮王家の盛衰〜」
仁徳天皇の妃 日向の髪長媛、その子 大日下・若日下、孫 眉輪王、そして安康・雄略天皇、また葛城氏、血で血を洗う悲劇的な出来事は何故起こったのか。日下宮王家の栄光と滅亡が、畿内(ヤマト)王権内部に刻印したものとは。
宮崎市清武文化会館 小ホール(200名※イスのみの配置)
関連リンク紹介(以下も興味深いです。)
5世紀のヤマト政権と日向
つどい261号 堺女子短期大学名誉学長・名誉教授 塚口義信先生
(文字が小さく読み辛い場合、ブラウザの設定で大きくしてご覧ください。)
- 8月20日(土) 吉村和昭(奈良県立橿原考古学研究所 統括研究員)
「東アジアと畿内(ヤマト)王権を結ぶ日向〜新発見の成果を中心に〜」
昨年、南九州独自の墓制地下式横穴墓から、前方後円墳級の多種多量の副葬品が出土した。前方後円墳の存在しない地域に営まれた地下式横穴墓は、閉鎖的な存在ではなく、むしろ王権を支え、東アジアへと結ぶ存在だった。
新富町総合交流センター 大集会室(120名※イスのみの配置)
- 9月24日(土) 犬木 努(大阪大谷大学 教授)
「畿内(ヤマト)王権と西都原古墳群〜墳丘規格と埴輪〜」
300基を超える西都原古墳群、中でも陵墓参考地に治定されてる男狭穂塚は列島第一位規模の帆立貝形古墳、女狭穂塚は九州第一位規模の前方後円墳。大王陵との墳丘規格の比較から、また埴輪群〜浮かび上がってくるものとは。
西都原考古博物館 ホール(200名)
※各回とも13:00受付開始
開催時間13:30〜16:30 <講演90分(休憩10分)、対談(60分)、質疑応答>
宮崎県古墳講座 「畿内(ヤマト)王権と日向(ひむか)」案内チラシ紹介(1280pix幅に拡大)
参加無料・事前応募(先着順です。)
→ 詳細・申し込み受付等(終了につきリンク削除)
− 髪長媛(かみながひめ)像 (都城市高城町にて) −
宮崎県都城市高城町、牧之原古墳群の中の一角に、仁徳天皇の妃であった絶世の美女と伝えられる「髪長媛」のブロンズ像が建立されている。
髪長媛の日向から入内の説話は「古事記」「日本書紀」両書にて同じような記事が記載されており、きわめて真実性が高いとされている。
オススメ本の紹介「天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛」
文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06
この本は、梅原氏の文もさることながら、挿入された写真もとても良いです。
宮崎県にお住まいの方なら、ぜひ読んでおきたい一冊。私も一押しの本です。
amazon(\724円)
楽天ブックス(\723円)
※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で
(一)日向神話のタブーに挑む。10
(二)高千穂論争、私はこう考える 26
(三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57
(四)妻をめとらば西都原 99
(五)アマテラスは宮崎出身? 126
(六)天孫族、海へ 146
(七)火を噴く神の山・霧島 172
(八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210
(九)薩摩半島はワタツミの国か 236
(十)旅の終わりに 265
宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク
→
梅原猛さんに聞く
宮崎県古墳講座 「畿内王権と日向」(宮崎県)
記紀編さん1300年を記念、「神話のふるさとみやざき」の魅力をお伝えしたく公開しているページです。
このページが、宮崎の再発見、そして宮崎観光、宮崎旅行のきっかけになれば幸いです。
サイト内検索(Googleカスタム検索を利用した、当サイト内ページの検索です。)
リンクフリー twitter facebook Blog等からリンクはご自由にどうぞ。連絡不要です。
ページ内容に関してのご意見、ご指摘、作者への連絡等は、
メールで。
写真の無断転載を禁じます。