記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI 記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ 【043】平成26年度 神話のふるさと県民大学「みやざきの神話」・・他 |
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神話のふるさと県民大学「みやざきの神話」を聞く・学ぶ・楽しむ。昨年に続き、今年も、神話のふるさと県民大学が開催されます。現在受講予約受付中です。 県内外の多彩な講師陣、神話ゆかりの地(潮嶽神社・青島)で宮司さまが「宮崎の神話」を語ります。 リレー講座を受講する毎に、もれなく全員に記念品プレゼント! ※毎回リーフレット持参の上スタンプ 1回目 オリジナルノート 2回目 オリジナルボールペン 3回目 オリジナルクリアファイル リレー講座1 (キックオフ講座) 定員 300名 応募締切9月12日 日時 2014年9月23日(祝)14:00〜15:30 場所 宮崎市 メディキット県民文化センターイベントホール トークセクション 古事記研究の最前線 大館真晴氏 × 毛利正守氏 リレー講座2 定員 100名 応募締切9月26日(※この講座は台風の影響で中止になりました。) 日時 2014年10月5日(日)13:00〜14:30 場所 延岡市 カルチャープラザのべおかハーモニーホール 日向と大和 -万葉集の中の神話- 井上さやか氏 リレー講座3 定員 100名 応募締切 12月5日 日時 2014年12月14日(日)11:00〜12:30 場所 宮崎市 宮崎県立美術館1Fアートホール 日向神話を読みなおす -天降る神と海から来る神- 三浦佑之氏 リレー講座(特別編) フィールドワーク〔1〕 定員30名様 応募締切 10月10日 日時 2014年10月19日(日)10:00〜・13:00〜(午前・午後二回実施 一回1時間程度) 場所 潮嶽神社(日南市北郷町北河内8901の1) 潮嶽神社をめぐる神話の世界 講師 佐師正朗氏(潮嶽神社宮司) リレー講座(特別編) フィールドワーク〔2〕 定員30名様 応募締切 10月31日 日時 2014年11月9日(日)10:00〜・11:15〜(午前中二回実施 一回1時間程度) 場所 青島神社 (宮崎市青島2丁目13番1号) 青島の地に伝わる神話 講師 長友安隆氏(青島神社宮司) 講演会 神話のふるさと講演会 定員1000名 応募期間 9月24日〜12月26日 日時 2015年1月12日(祝)14:00〜16:00 場所 宮崎市 メディキット県民文化センター演劇ホール 作家 阿刀田 高氏が古典文学の真髄にせまる 古典としての神話 − おもしろくて役に立つ − 詳細・申し込み等は、→ こちら(委託先:株式会社UMKエージェンシーサイト) 前回、当方は一回欠席、「ゴールドピンバッチ」でした。 今回も、出来るだけ受講したいと思っております。 関連リンク: 「神話のふるさと県民大学」開催業務委託に係る企画提案競技のご案内(宮崎県のコンペ) 追記:今回、当方は以下の3つを受講しました。 ■ リレー講座1 トークセクション 古事記研究の最前線 大館真晴氏 × 毛利正守氏 ■ リレー講座(特別編) フィールドワーク〔2〕 青島の地に伝わる神話 講師 長友安隆氏(青島神社宮司) ■ リレー講座3 日向神話を読みなおす -天降る神と海から来る神- 三浦佑之氏 延岡市で開催予定だった、リレー講座2は、台風の影響で中止になりました。 フィールドワーク〔1〕潮嶽神社 講師 佐師正朗氏(潮嶽神社宮司) も受講したかったのですが、毎年参加している、口蹄疫メモリアルフェスタ「水平線の花火と音楽」の日と重なってしまい断念しました。 追記: 日向神話を読みなおす -天降る神と海から来る神- 三浦佑之氏 当日の講座より 日向神話の特徴 (概要) 「古事記」などの日本の神話は、北方系の新しい神話と南方系の古い神話が交じり合って出来た、きわめて混血的、雑種。これらはおそらく、人類の移動と関わっている。 天孫、ニニギノミコトが、天から地上に降りてくるのは垂直的な神話 王になる人が天から地上に降りてくる神話は垂直的な世界観をもっており、北方的な性格が強い。 朝鮮半島の北の方の方から弥生時代以降、日本列島に入って来た人達が持ってきた神話ではないかと。(人類学的に言うと、新モンゴロイドと呼ばれる人たち) これらは、天皇家の祖先神の未という風にも考えられる。 一方、日向神話の「わたつみの世界」、出雲神話の、「根の国の訪問とか水平性の向こう海のかなたへ行く神話」などは、非常に古い縄文的な世界と繋り、水平的な世界観、南方的な神話要素を持っている。 天皇家にかかわる垂直的神話と、こうした水平的世界観を持った南方的な神話が、まじりあっているのが日向神話の大きな特徴。 追記: 講座二回+フィールドワーク(どちらか一回でもOK)参加の方は、特典として、今回の講座の講師の方のサインの入った、特製記念色紙をいただきました。 (右の写真) ありがとうございます。記念になります。 以下は今回のリーフレット表紙画像です。 |
− 今回のリーフレット表紙写真の感想 − 前回のリーフレット表紙の写真は、潮嶽(うしおだけ)神社、そして今回は青島です。 海幸彦~山幸彦という流れですね。 満月の夜、青い空間に「鬼の洗濯板」、水面に月の反射が綺麗とても美しい。 写真は青島へ渡る弥生橋(やよい橋)上からの撮影のようです。 余談ですが・・ 東の空に満月、大潮で、潮が満ちている時間帯ですので、「鬼の洗濯板」は、このように見えないと思います。 星が写っていることを考えると、月の部分は後で合成したものでは?と思います。 もしかすると・・ 「潮乾珠(しおふるたま)」を使ったのかも(^^;) |
〔追記〕 H26/9/9 青島でスーパームーンを撮影してきましたので、写真追加します。 月の出時刻の頃は、満潮時刻、弥生橋の上まで波しぶきが上がっておりました。潮盈珠(しおみつたま)? 青島神社の鳥居のところに昇る満月を撮るべく、AGホテル前あたりで構えていたのですが・・ 月の出時刻頃、水平線近くは雲に覆われ、姿を見せたのは、いくらか昇ってからの事でした。 参考まで・・ 今年程に月が地球に接近するスーパームーンは、20年後らしいです。 当初、意図した水平線からの写真は撮れませんでしたが、貴重な写真を撮れ幸いです。 その他の画像は → スーパームーン と 潮盈珠(しおみつたま)? 青島海岸にて |
話は変わって【1】:河瀬直美さん 日向市美々津で [美しき日本] 宮崎 神が降りし日向の国 映像撮影?県の「神話のふるさとみやざき facebook」の8月18日の記事に、河瀬直美氏が、美々津の海岸で撮影される姿が紹介されておりました。公開が楽しみです。美々津はカムヤマトヒワレヒコノミコト(後の神武天皇)お舟出の地、八朔の日(今年は8月25日)にお舟出したという伝えから、この日夜明け前に「おきよ祭り」が開催されます。 古事記では・・ 「何れの処にいまさば、平らけく天の下の政を聞こしめさむ。なお東に行かむと思ふとのりたまひて、即ち日向より発ちて筑紫に」 日本書紀では・・ 「冬十月丁巳の朔……日向より諸皇子・舟軍(ふないくさ)を率いて東征」と書かれており、記紀には「日向」としか出てきませんが、地元では美々津と伝えられております。 |
話は変わって【2】:先日読んだ本「日向神話 千三百年の旅 天孫降臨から神武東征へ」紹介日向神話 千三百年の旅 天孫降臨から神武東征へ (みやざき文庫106) 単行本 出版社: 鉱脈社 三浦 佑之 (著), 北郷 泰道 (著), 池田 雅之 (著), 永松 敦 (著), 後藤 俊彦 (著) -amazonより説明引用- “早稲田大学で開かれた連続講座に大幅に加筆しての記録。記紀の中の日向神話の紹介から、神話から歴史への展開、そして現代に生きる古代人の心。中 央と地元の気鋭の研究者らによる日向神話への多面的なアプローチ。” 先日、読みました。 著者それぞれの方の専門分野・立場より思いが感じ取れ、興味深い内容でした。 三浦 佑之氏の最後の“日向三代のご陵墓”のお話・・ 宮崎へのサービスも大いにあるのでしょうが、ちょっぴり過激発言もあったり・・・。宮崎県民としては嬉しいですが・・(^^;) 宮崎県内でしたら、図書館や、書店の郷土本コーナーでご覧になれると思います。 amazonはこちら ¥1,728円 (送料無料) 単行本: 243ページ 発売日: 2014/6/4 写真説明の誤記を見つけてしまいました。 文中、永松 敦氏の章で、写真の説明において誤記がありましたので、ここに書いておきます。 天孫降臨、158ページの上記写真の説明として、「高千穂峰(右側)と韓国岳(左側)(高原町)」と書かれ、また、本文では「二つの頂のうち写真の向かって右側が高千穂峰になります。」と、書かれておりますが、この写真の山は、「御鉢(おはち)」です。 撮影場所は、アングル的に想像すると、鹿児島県霧島市の「高千穂河原」と思われます。 高千穂峰主峰や韓国岳は御鉢の影になり、高千穂河原から見ることは出来ません。 【補足・追記等】 2014年9月29日追記:高千穂河原にあるビジターセンター2Fからは山頂の天逆鉾が見えるというブログの書き込みも見かけましたので、地上からはギリギリ見えない状況だとうと思われます。 この記事を書いた時点で、出版社には同内容をファックスしておきました。 著者の永松敦氏より訂正のメールを頂きました。 お忙しい中、恐縮です。 / 追記おわり 上の写真の、鳥居のあるところは、“天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)(古宮址)”です。 天孫降臨神籬斎場は1940年(昭和15年)、皇紀2600年記念事業の一つとして整備されたものです。 高千穂河原駐車場(有料500円)から歩いて5分程度です。 当サイト内 関連ページリンク 高千穂峰 韓国岳 御鉢 高千穂河原 天孫降臨神籬斎場 |
高千穂河原上部にある、“天孫降臨神籬斎場(てんそんこうりんひもろぎさいじょう)(古宮址)”ですが、この付近にかつて、霧島神宮の元となる宮がありました。 元々、霧島元宮は、現在の高千穂峰と御鉢の鞍部の“脊門丘”に元宮がありましたが、噴火により、焼失。 天暦年間(947年〜957年)に「性空上人」が、ここ高千穂河原(以前は瀬多尾越と呼ばれておりました)に社殿を遷しました。 しかし、文暦元年(1234年)、火常峯(御鉢)が噴火、ここも焼失します。 この時(文暦元年年12月28日・1235年1月25日)の御鉢の噴火被害は甚大で、霧島一帯にあった神社・寺院および什宝、文書等はことごとく消失してしまったようです。 |
この噴火で火常峯(御鉢)は一気に100m 以上高くなったと考えられています。 現在は、御鉢に阻まれ、高千穂峰主峰は見えませんが、この文暦元年の御鉢噴火前は見えていたのかも知れません。 矛峯(高千穂峰)や、〝脊門丘の霧島元宮〟の遥拝の意図もこめて性空上人はこの地を選んだのかも知れませんね。 当サイト内、関連ページ → 霧島六社権現 その後、一旦、瀬多尾越から、長尾山 東霧島神社(宮崎県都城市高崎町)に遷座。 年月を経、文明16年(1484)に島津第11代当主島津忠昌の命により、社を東西に分け、 東社を、霧島東神社(鎮座地:宮崎県高原町) 西社を、霧島神宮(鎮座地:鹿児島県霧島町)として建立したそうです。 |
高千穂河原、高千穂町の天安河原の名称は、おそらく両天孫降臨伝説等により、江戸時代以降に地元などで付けられ、さらなる伝説を語られるようになってきたものと思われますが、この二ヶ所は、やはり秀でたパワーを(私は)感じます。 ※高千穂河原キャンプ場付近まで少し下ると、御鉢の上に高千穂峰の山頂が顔をのぞかせます。 下の写真は、上記地点より、500mm望遠レンズで撮影、さらにトリミング拡大したものです。 手前の壁は御鉢の火口淵です。 画像では確認出来ませんが、高千穂峰山頂の、囲われた部分の天辺に、霧島東神社の社宝「天逆鉾(あまのさかほこ)」があります。 ※高千穂河原キャンプ場は、2011年の新燃岳噴火以来閉鎖中です。 余談ですが・・ 高千穂町観光協会サイト内、よくある質問FAQにこんな質問と回答が書かれておりました。 【Q】高千穂峰に登れますか? 【A】残念ながら高千穂峰は高千穂町ではございません。同じ宮崎県でも鹿児島県との県境にある山です。 逆に、霧島の方では、高千穂峡が近くにあると思い、高千穂峡への行き方を聞かれたりするそうです。 |
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