記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ |
【034】 本の紹介 神楽三十三番 高千穂夜神楽の世界後藤 俊彦 (著), 武田 憲一 (著), 沼口 啓美 (著) 背景写真 上田原神楽 道行(高千穂町) |
神楽三十三番―高千穂夜神楽の世界 (みやざき文庫
56) [単行本] 後藤 俊彦 (著), 武田 憲一 (著), 沼口 啓美 (著) 価格: ¥ 1,680 amazon 通常配送無料 → amazonリンク 高千穂の夜神楽を知る上で、まずは読んでおきたい私のお薦め本です。 本文もさることながら、沼口啓美氏の写真も見ごたえ十分です。 本書あとがきから一部引用させていただきます。
後藤俊彦 ご存知の方も多いとは思いますが、後藤俊彦氏 は 現在、高千穂神社宮司を務めてらっしゃる方です。 どんな内容が書かれているか、知りたい方もいらっしゃるかと思いましたので、下記に目次を列挙しました。 |
目次 [グラビア]神迎えの里 ●沼口啓美 10 夜神楽風景 ●後藤俊彦 19 神楽宿 20 舞い入れ 21 外注連と内注連 22 みどりの糸 26 えりもの 27 楽屋入りの式 30 ホシャドン 32 おもて様 35 かぐらせり 35 [グラビア]ハレの里人 ●沼口啓美 38 神楽番付三十三 ●後藤俊彦 45 一、彦舞 46 二、太殿 49 三、神降し 52 四、鎮守 55 五、杉登 58 六、地固 61 七、幣神添 64 [グラビア]神々の饗宴(1)●沼口啓美 67 八、太刀神添 74 九、弓正護 77 十、沖逢 80 十一、岩潜り 83 十二、地割 86 十三、武智 89 十四、山森 92 [グラビア]神々の饗宴(2) ●沼口啓美 95 十五、柚花 104 十六、本花 107 十七、五穀 110 十八、七貴神 113 十九、八鉢 116 二十、御神体 119 二十一、住吉 122 二十二、伊勢 125 二十三、柴引き 128 [グラビア]神々の饗宴(3) ●沼口啓美 131 二十四、手力雄 140 二十五、鈿女 143 二十六、戸取 146 二十七、舞開き 149 二十八、日の前 152 二十九、大神 155 三十、 御柴 158 三十一、注連口 162 三十二、練り下ろし 165 三十三、雲下ろし 168 夜神楽紀行 ●武田憲一 173 夜神楽紀行 174 敗戦前後の浅ケ部 174 二上、麻の世界 176 秋元の子供舞い 179 野方野の牛面 181 幻想ししかけ祭 184 下野へ、下野から 187 (付記)消えた夜神楽 190 神楽歌のこころ 193 神楽歌紹介 210 [グラビア] ほしゃの祈り ●沼口啓美 212 高千穂の夜神楽 ●後藤俊彦 223 天孫降臨の地 日向高千穂 223 神楽の起源と猪掛祭 227 冬祭りと鎮魂儀礼 233 高千穂神楽の成立年代 242 村の発生と共同体のまつり 251 あとがき 272 |
今回のギャラリーは、高千穂の上田原(かみたばる)神楽です。 高千穂の上田原神楽は高千穂の夜神楽の中でも一番最後、毎年節分、立春を過ぎた2月10日に行われることから(春告祭り)とも呼ばれているそうです。 この写真は、平成18年度(平成19年2月)撮影した神楽の写真です。 この時は、神楽宿は民家でしたが、近年は住宅事情等より、活性化センター(昔で言う公民館)のようなところを神楽宿とするところもあります。 見る側としては、やはり、こういった民家の「神楽宿」の方が雰囲気もあり、良いです。 右は、宮崎県のマスコットキャラクター「みやざき犬」 神楽衣装のひぃくんです。 |
月日 | 地区(公民館) | 神社 / 神楽宿 |
11月16日(土) | 押方(五ケ村西) | 中畑 / 五ケ村西活性化センター |
11月16日(土) | 岩戸(下永の内) | 天岩戸 / 岩神の郷 |
11月22日(金) | 上野(下組) | 柚木野 / 佐藤弘文 様宅 |
11月22日(金) | 上野(上野) | 上野 / 上野小学校跡地体育館 |
11月22日(金) | 下野(下野東) | 八幡 / 下野東公民館 |
11月23日(土) | 押方(芝原東) | 芝原 / 芝原東公民館 |
11月24日(日) | 上野(黒口) | 黒口 / 黒口研修施設 |
11月30日(土) | 岩戸(上永の内) | 御霊 / 栗原成元 様宅 |
11月30日(土) | 押方(山附) | 二上 / 山附公民館 |
11月30日(土) | 向山(秋元) | 秋元 / 飯干隆 様宅 |
12月7日(土) | 岩戸(五ケ村) | 歳 / 工藤浩章 様宅 |
12月 7日(土) | 三田井(下川登) | 逢初天神 / 下川登公民館 |
12月14日(土) | 岩戸(野方野) | 石神 /野方野ふれあい四季彩館 |
12月14日(土) | 押方(下押方) | 嶽宮 / 下押方公民館 |
12月21日(土) | 三田井(浅ヶ部) | 磐下権現 / 吉村隆裕 様宅 |
1月11日(土) | 田原(馬場) | 熊野鳴瀧 / 馬場公民館 |
1月18日(土) | 向山(尾狩) | 山中 / 甲斐 勲 様宅 |
1月25日(土) | 田原(下田原) | 広福 / 下田原ふれあい館 |
1月25日(土) | 向山(黒仁田) | 柘ノ滝 / 黒仁田公民館 |
2月8日(土) | 田原(上田原) | 熊野 / 上田原公民館 |
神楽宿(神楽の開催されるところを神楽宿と呼びます)への「御神前」 神楽宿で奉納される夜神楽では、見学者は一夜の氏子として供物を持参、奉納します。 通常は神楽宿に受付がありますので、初穂料(御初穂)として2〜3千円、または、地元の焼酎2,3本を寸志(御神前)として神楽宿に納めます。 これは、神社でのお賽銭と同じ意味合い+ほしゃどん(神楽を舞う方)へや神楽宿への方への感謝の気持ちであり、「ふるまい」の食事代やお酒の対価という意味合いのものではありません。 地域によっては、かっぽ酒やそば、うどん、煮しめなどのふるまいが出るところもありますが、これらは、地域のしきたりで行っているもので、御神前や御初料のお礼、という意味合いのものではありません。 |
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宮崎の神楽に関するお勧め本の紹介 (私も愛読) |
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宮崎の神楽 祈りの原質、その伝承と継承 /
山口保明著 みやざき文庫2 鉱脈社 生活文化圏を踏まえ、 人々の祈りの原質を追求。 神楽なくして明けぬ国・宮崎県内の北から南まで全域の、 土地に根ざす神楽を紹介。 → 目次紹介 番付も収録して神楽鑑賞にも役立つ。 第11回宮日出版文化賞。 下記リンクよりamazon通販で購入できます。 送料無料です。(ページ作成時点の情報) 宮崎の神楽―祈りの原質・その伝承と継承 (みやざき文庫 (2))(外部) |
天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。 宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。 私も一押しの本です。 天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫) (¥724円 通常送料無料) ※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で (一)日向神話のタブーに挑む。10 (二)高千穂論争、私はこう考える 26 (三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57 (四)妻をめとらば西都原 99 (五)アマテラスは宮崎出身? 126 (六)天孫族、海へ 146 (七)火を噴く神の山・霧島 172 (八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210 (九)薩摩半島はワタツミの国か 236 (十)旅の終わりに 265 宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク → 梅原猛さんに聞く |
記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI PhotoMiyazaki 宮崎観光写真 ページ作成者(MORIMORI)宛てメール MORIMORI 記紀編さん1300年 神話のふるさと みやざき |