記紀編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI     
        


 

記紀編さん1300年 ~ 神話のふるさと宮崎~ 
つれづれ つぶやき By MORIMORI

【026】 特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」で日向神話にひたる。


今回は、宮崎県立美術館で開催されている。藤城清治さんの特別展の話題。

背景の写真は 宮崎神宮参道のライトアップ    
 


以下も併せてご覧ください。
【 追記 】宮崎空港に藤城清治さん作、日向神話のステンドグラス

日本における影絵作家の第一人者である藤城清治氏の作品を展示した、特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」が宮崎市の県立美術館で開催されており、遅ればせながら、見てきました。

影絵作家の第一人者 藤城清治

藤城清治氏の作品は、雑誌「暮しの手帖」に連載された影絵、NHK「みんなのうた」の挿入画、人気キャラクター「ケロヨン」などがよく知られております。今回、モノクロの初期作品から鮮やかな色彩で彩られた近作まで約60年間の集大成とも言うべき代表作品を展示、また今回の展覧会のために宮崎県内をスケッチして創り上げた最新作など8点を含め、約200点が展示されております。

会期:2013年6月29日(土)〜9月1日(日) 

宮崎県の風景や神話に題材にしたものも

藤城清治氏の主な作品は以前、関東で見たことがありましたので、今回は特に、宮崎、神話に題材にしたものもあるとの事で、これらを見るのが今回、一番の楽しみでした。
新聞などの報道によると、これら宮崎の作品は開期中に随時追加されているようでしたので、作品全部が見られるようになった8月中旬頃に行こうと思っていたのですが、結局、閉幕間際の月末になってしまいました。 
そんなわけで、この記事のアップは最終日となってしまいました。

 宮崎県関連作品の展示開始時期
 6月29日(土)〜「雷光と雲海と太陽」 「青島神社
 7月11日〜 「夜神楽 戸取の舞」 「夜神楽 手力雄の舞」 「天の岩屋戸と八百万神」の3点を追加展示。
 7月19日〜 高さ約5mの作品 「高千穂峡 真名井の滝」 を追加展示。
 8月7日〜 「みそぎ池」  「雲海」 完成、追加展示。

藤城清治氏 関連テレビ番組の案内
9月1日 NHK Eテレ 20:00〜20:45 日曜美術館「影絵作家・藤城清治」89歳の“風の又三郎” の 再放送があります。 是非ご覧ください。
 
 特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」 広告
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当然作品の写真撮影は禁止ですが、当日は出口付近に展示してある「青島神社」2013 については、特別に写真撮影可となっておりました。
気が付きませんでしたが、インターネット検索で見つけたある方のブログ記事では、入口付近に展示してある、「雷光と雲海と太陽」2013も撮影可とありました。
知っていればデジカメ持参したのですが・・。以下の写真は、カミさんにケイタイで撮影してもらったものです。


左側は境内から見た青島神社の元宮、右側は弥生橋付記からみた灯篭や鳥居、鬼の洗濯板です。


 特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」 青島神社 01


左右は鏡になっており、また、下は水がはられており水面は反射します。 斜め横から見るとどこまでも続いている錯覚に陥ります。


 特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」 青島神社 02



御成道(おなりみち)、元宮(もとみや)部分を縦アングルで撮ったものです。



 特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」 青島神社  03


下の写真は、 この作品「青島 2013」の 元宮(もとみや)部分を拡大したものです。
元宮の左手の方を見てください。高千穂の夜神楽にも登場する御幣を持つ手力雄命(たぢからおのみこと)が見えると思います。
この手力雄命については、現地では気がつかず、帰宅してPCで拡大写真を見てはじめて気がつきました。

よくよく見ると、手力雄の舞で御幣を持つ手ですが、通常は左に対して、右なので、おそらく、対面の展示作品が反射しているのかも知れません。(記憶があいまいで何があったか不明ですが・・)
それにしても、見る角度により見えるようにあらかじめ仕込んでるのかも?と思うくらい配置的にピッタリですね。


 特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」 青島神社  04



今回公開された宮崎を題材にした作品、どれも素晴らしいものでしたが、私が一つ選ぶとするならば
壮大な大作 「天の岩屋戸と八百万神」でしょうか。
この作品が影絵の魅力が一番現れていると思いました。


会場:宮崎市 県立美術館
会期:6月29日(土)~9月1日(日) 会期中無休
入場料:大人1200円(千円) 小中高生600円(400円) かっこ内は前売り、20人以上の団体料金

主催:藤城清治展実行委員会(宮崎日日新聞社、県立美術館、UMKテレビ宮崎、県教職員互助会)


追記

特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」は9月1日 閉幕しました。
新聞記事によると、来場者は5万2591人との事。
県立美術館開館以来、開かれた特別展の中で3番目に多い数との事でした。







今回は、作品と同じ、青島神社の御成道 元宮をご紹介

神門をくぐり、ビロウ林の中の御成道を辿ると、60m奥、青島の中心部に青島神社の元宮が鎮座しております。


青島神社 御成道 



青島神社 御成道 02



青島神社 御成道 〜 元宮

青島神社 元宮(もとみや)

この下の土より弥生時代の土器、獣骨等が出土しており、祭祀を行っていたところと言われている。

常時お宮として祭りたいということになり、青島神社のご本殿が構えられたと言われています。


青島神社のページもご覧ください。










【026】 特別展「藤城清治 光と影のファンタジー」で日向神話にひたる。



2013/9/1


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筆者オススメ本の紹介

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛 

文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06

天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。
宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。
私も一押しの本です。
天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)
(¥724円 通常送料無料)

(一)日向神話のタブーに挑む。10
(二)高千穂論争、私はこう考える 26
(三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57
(四)妻をめとらば西都原 99
(五)アマテラスは宮崎出身? 126
(六)天孫族、海へ 146
(七)火を噴く神の山・霧島 172
(八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210
(九)薩摩半島はワタツミの国か 236
(十)旅の終わりに 265
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