古事記編さん1300年 宮崎関連 By MORIMORI |
古事記編さん1300年(宮崎)関連 つれづれ つぶやき 【012】 〜交差する歴史と神話 みやざき発掘100年〜
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人の心に刻まれた「神話」
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New TV放送予定のお知らせ。 MRT宮崎放送で特番放送予定 宮崎県教育委員会の主催で、11月10日(土)、宮崎市でイベント&シンポジュウムが開催されます。 イベント&シンポジュウム第一部 イベント 「宮崎の神話を旅する」 第二部 シンポジュウム 「交差する歴史と神話」 主催: 宮崎県教育委員会 協力: MRT宮崎放送 日時: 平成24年(2012年)11月10日(土) 12:30〜16:30 会場: メディキット県民文化センター 演劇ホール(県立芸術劇場:宮崎市船塚3−210) 地図リンク(Mapfan) 緯度経度 N=31.55.47.0 E=131.25.21.3 入場: 入場無料 定員1000人まで ポスター画像 第一部 イベント「宮崎の神話を旅する」ストーリーテラー(進行役)が県内各地の神話・伝承ゆかりの地を巡るように、古事記の朗読、神話の解説、神楽の上演、案内ガイドなどで、故郷みやざきを再発見します。 出演 「高千穂の夜神楽」三田井地区神楽保存会 (高千穂町) 船引神楽保存会 (宮崎市) 宮崎市神話・観光ボランティア協議会 (宮崎市) 西キ市観光ボランティアガイド協議会 (西都市) 川島恵 (MRT宮崎放送アナウンサー) 藤岡弘、(俳優) みそぎ池 (スライドで使用された写真の内の一枚) 鵜戸神宮 (スライドで使用された写真の内の一枚) 高千穂の夜神楽 (高千穂町) 船引(ひなびき)神楽 (宮崎市) 第二部 シンポジュウム「交差する歴史と神話」歴史と神話は、戦前・戦中の教育においては同一視されていましたが、戦後の教育や学術研究においては、両者は相容れないものとして、同一の場で取り上げられることさえもタブー視されました。 しかし、創作的産物とされる神話の中にも、現実世界や史実をモチーフとしたと考えられるものが存在し、発掘の現場においても神話世界の情景を思わせる遺構や遺物が発見されることがあります。こうした歴史と神話の接点について、考古学や古代史の視点から検討します。 出演 単なる偶然でしょうけど・・ 地元、宮崎の方はいずれも都城市生まれなのですね・・。 〔パネリスト〕 原秀三郎(古代史:静岡大学名誉教授) はら・ひでさぷろう 1934年、静岡県下田市生まれ。 静岡大卒、京都大大学院文学研究科博士課程国史学専攻修了。同県史古代部会長、沼津市史原始古代部会長・編集委員長など。著書に「日本古代国家史研究」(東大出版会)、「地域と王権の古代史学」(塙書房)など。 佐古和枝(考古学:関西外国語大学教授) さこ・かずえ 1957年、鳥取県米子市生まれ。 同志社大文学部卒、同大学院博士前期課程修了。関西外国語大助教授などを経て、2004年から同大学教授。 長崎県文化財審議委員。日本考古学協会理事、市民グーループ「自然と遺跡と人間を考える会」代表。日本考古学専攻。 北郷泰道(考古学:宮崎県埋蔵文化財センター所長) ほんごう・ひろみち 1953年、都城市生まれ。 立正大文学部卒。2000年度から西都原古墳群の整備・活用事業と西都原考古博物館建設事業を総括した。 12年度から現職。南九州大非常勤講師。日本考古学専攻。 〔コーディネーター〕 大館真晴(上代文学:宮崎県立看護大学准教授) おおだて・まさはる 1972年、都城市生まれ。 国学院大卒、同大学院博士課程後期修了。・奈良県立万葉文化館万葉古代学研究所主任研究員などを経て、2009年から現職。古事記学会理事、風土記研究会編集委員。上代文学専攻。 東 憲章(考古学:宮崎県教育庁文化財課) ひがし・のりあき 1966年、都城市生まれ。 筑波大卒。県埋蔵埋文化センター、県西都原考古博物館の学芸員などを経て、2008年から県教委文化財課主査。日本考古学専攻。 後日、当日の写真(上掲載)を、追加しました。 |
一言感想 〔イベント〕 藤岡弘さんの古事記の語りは、抑揚を交え、迫力満点、イベントに色を添えた感じでした。 宮崎市神話・観光ボランティア協議会 の皆様の、阿波岐原周辺と青島の紹介、 西キ市観光ボランティアガイド協議会の方の「記紀の道の紹介」、それぞれ良く伝わりました。 いつものフィールドとは勝手の違う、舞台という環境で、しかも約500人を目の前にして、きっと緊張したことでしょう。お疲れ様でした。 川島恵アナウンサー(ストーリーテラー)の、いつもとは違う? 落ち着いた語り ・ 数多くのスライド写真、映すタイミングも良くかったと思います。 高千穂の夜神楽(三田井神楽)・船引(ひなびき)神楽も、見ごたえありました。 特に船引神楽の小学生の鬼神舞にはエールを! どの神楽番付も相当短縮してありましたが、こういったところでは適度な時間配分と思いました。 〔シンポジュウム〕 時間の割りに、話題が広がりすぎて・・・アラカルトという感じを受けました。(今回、そういう趣旨とは思いますが) 短時間でしたが、「穂」の新説が聞けたり、それぞれの個性・お人柄なども見え、和んで楽しめたシンポジュウムでした。 (追記) 議論の要点が、11月15日付 宮崎日日新聞文化面(18面)に1ページにわたり掲載されております。 〔余談・・・二つの高千穂〕 今回、北郷氏のお話で、高千穂の棚田の話題がありましが、ネットで調べると棚田自体は、規模は小さいが、古墳時代には既に国内に存在していたとの事。 シンポジュウムとは関係ありませんが、梅原さんの著書「天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫) 」では、霧島はシラス台地で稲作には向かないとありましたが、意外に霧島は水は豊富なんですよね。 どちらにも決めたがし・・という事で (^^;) 関連リンク 川島アナウンサーのブログ記事 夕刊デイリー記事 http://www.yukan-daily.co.jp/news.php?id=35422 関係者の皆様、お疲れ様でした、素晴らしい企画を、ありがとうございました。 |
船形埴輪 重要文化財 西都原古墳 170号墳出土 美々津の海軍発祥の地モニュメント等にある、神武天皇がお舟出に使ったであろう、古代の船の形は、おそらく、この西都原古墳170号墳出土の 船型埴輪を元に作られているものと思われます。上記 船形埴輪の写真は、2004年、県立西都原考古博物館が開館した際の特別展「遺物たちの帰郷展」で、有名な「子持ち家型埴輪」と共に、国立博物館から期間限定で帰郷したものを撮影したものです。 フラッシュなしでの撮影(館内はフラッシュ撮影禁止)につき、色バランスがうまくとれず、写真は現物より赤っぽくなってしまいました。 |
今回の Kojiki1300 Anniversary Gallery は 霧島山です。 下記は、都城市より見た霧島連山です。 この角度から見る高千穂峰は均整がとれ、特に美しいです。 都城盆地は霧が出やすく、連山は霧に浮かんだ島のようで、「霧島」という名が付いたとの説もあるようです。 霧島を囲むように鎮座する、霧島六社権現、神武天皇(幼少名 狭野尊(さののみこと))がお生まれになった皇子原神社、9月末頃は皇子原公園のヒガンバナが見頃など、霧島周辺には、伝承地・見所も多いです。 皇子原公園内には高原町古墳(別名皇子原古墳)が6基散在しています。 高原町教育委員会によると、現在残されている土盛りは、5世紀後半から6世紀前半に作られた、西諸県地方特有の「地下式横穴墓」の墳丘と推測されるとの事です。 |
ご存知のように昨年の新燃岳噴火により、新燃岳火口周辺半径2kmは9/12現在、立ち入り規制されております。 高千穂峰、韓国岳、大浪池等へは登れるようになりました。 |
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天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫)梅原 猛文庫 : 284ページ / 出版社 : 新潮社 / 発売日: 2005/06この本は、梅原さんの文もさることながら、挿入された写真がとても良いです。 宮崎県にお住まいの方ならぜひ読んでおきたい一冊。 私も一押しの本です。 天皇家の“ふるさと”日向をゆく (新潮文庫) (¥724円 通常送料無料) ※価格等の情報は記載時点のものです。最新情報はリンク先で (一)日向神話のタブーに挑む。10 (二)高千穂論争、私はこう考える 26 (三)神代の国際都市・高千穂を歩く 57 (四)妻をめとらば西都原 99 (五)アマテラスは宮崎出身? 126 (六)天孫族、海へ 146 (七)火を噴く神の山・霧島 172 (八)乾坤一擲(けんこんいってき)、東征の旅へ 210 (九)薩摩半島はワタツミの国か 236 (十)旅の終わりに 265 宮崎県の季刊誌「Jaja」に掲載されたインタヴュー記事リンク → 梅原猛さんに聞く |
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