山形屋の不当表示問題宮崎県産の地鶏商品で、不当表示が発覚した。 宮崎の中心部にも店を構える、百貨店の山形屋(本店鹿児島市)が、今年3月からおよそ5ヶ月間にわたりインターネット上のオンラインショップ上で宮崎産ブロイラーの鶏の炭火焼パック、表示は「鶏の炭火焼」とすべきところを、ネットで「地鶏」と表示して販売していたことが24日にわかった。 この商品は宮崎市内の食品会社が製造。 (ニュース記事1 ニュース記事2等の写真を見るとパッケージはお土産売り場等で良く目にする宮崎市内にある株式会社響の製品そのもののようです。) 山形屋が、宮崎山形屋(宮崎市)を通じてネット販売した冷や汁などと詰め合わせた2セットのようで、3,675円のものを171個と2940円のものを204個。約123万円を売り上げた。 販売店は違いますがこんなイメージの製品→おいしさもがんばる宮崎セット 山形屋側は、商品自体には「地鶏」という表示はなく、商品自体の原材料名の表示などに偽装や誤りはない、店頭でも「鶏炭火焼」として販売していたとして謝罪するとともに、「偽装などではなく、インターネット担当者の単純な入力ミスによるもの」と説明しているとの事。 山形屋では一月以上かけて購入した260人にすでに謝罪し、返金したということですが、今頃、事後会見は、情報公開という面では遅すぎるのでは?と思った方も少なくないのではないかと思います。 今回の件に関するページ 山形屋オンラインショップ掲載商品についてのお詫び 次々に出た地鶏不当表示 追記 大手スーパーユニーも地鶏の不当表示大手スーパーのユニー(本社・愛知県稲沢市)は29日、宮崎県産ブロイラーの炭火焼きなどの詰め合わせセットを「宮崎地鶏」と表示して販売した、と発表。24日の山形屋で不当表示が分かったのと同じ商品が含まれており、山形屋の報道を受けて社内で点検したところ判明したもの。 ユニーによると、仕入れ先が商談で使用した資料中、詰め合わせセットに宮崎の「みやざき地頭鶏(じとっこ)を使った五目飯」があったことから炭火焼きも、担当者が「地鶏」と誤解した、ものらしい。 (みやざき地頭鶏(じとっこ)は宮崎の地鶏ブランドです。) →お中元ページギフトカタログ商品の誤表示について(PDF) さらに追記 今度はローソンも 地鶏でないのに「地どり」ローソンは11月1日、西日本の約2300店舗で計約20万3000個を販売した宮崎県産鶏肉の総菜の賞味期限表示シールに、地鶏ではないのに「地どり」と誤記していたと発表。卸業者(日本コムサ)が間違えて印字したのが原因と説明している。ローソンは、商品もしくはレシートと引き換えで返金に応じる。 【該当商品】 宮崎どりの炭火焼 (内容量:80g)製造者:MGS有限会社(とり源) 263円(税込) (誤) 宮崎地どりの炭火焼き (正) 宮崎どりの炭火焼き 【販売期間】 平成19年6月19日(火)〜10月29日(月) →詳細(日本コムサ) ジェイアール西日本伊勢丹(京都)も、ジェイアール京都伊勢丹(京都市下京区)の運営会社ジェイアール西日本伊勢丹も、今年5月9日より開催された「九州うまかもん市」の催事の広告チラシ(新聞折り込み約40万部・同社のホームページにも掲載)で「鶏炭火焼」とすべき商品名(ブロイラー肉の加工品)を「地鶏炭火焼」とし、商品コメントでも誤表示していたそうだ。 12月になり景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、公正取引委員会から警告を受けている。 担当者の資料作成時の思い込みや確認不足が原因で、同社は10月下旬の自主調査で誤表示が分かり、11月2日からホームページに謝罪文を掲載するなどしたが、警告を受けるまで正式に発表していなかった。という・・。 地鶏と誤解されそうな普通の炭火焼きパック通販Google等で「宮崎地鶏」でインターネット検索をすると、どう見てもこれ地鶏じゃないでしょ、という今回のような“単なる鶏の炭火焼きパック”があたかも「地鶏」の如く、誤解されるような表現で販売されているケースも中には見受けられます。最近その使われ方について問題となって来ております東国原知事のイラストや写真も使われ、まるで知事がその製品を推奨しているかのような印象を受けるページもあります。 実は以前ブログでも書いたのですが、“本当の宮崎の地鶏”を使った炭火焼き製品は数えるほどの種類しか販売されておりませんし、特定の店でないと入手できません。 先の炭火焼きパック等のようにブロイラー肉等が主です。 (参考まで、宮崎物産館(宮崎県物産貿易振興センター)で販売されている炭火焼き真空パックの中でも地鶏は僅かの種類しかありません。) 東国原知事がTV出演の際、よく手土産で持参して露出していたものも単なる鶏の炭火焼き(銘柄鶏・赤鳥?)だったと思います。 お土産に持参し、みやざき地鶏の宣伝を同時に行えばそれがみやざき地鶏と思われても不思議ではないでしょう。 地鶏(みやざき地頭鶏(じとっこ))の炭火焼きパック(結構高いです)を何種類か入手し食べてみました、普通の鶏よりそれが美味しいか?と聞かれると、どうでしょう・・私は鈍感なのか普通のものと変わりありませんでした(^^;) 焼いたものをその場で食べると明らかに地鶏は美味しいのですが・・真空パック等加工すると普通の鶏も地鶏も味はあまり変わらなくなるような・・。 地鶏でなくとも宮崎には美味しい鶏は沢山あるし、何も地鶏に拘らなくても・・とは思いますが、販売業者が「地鶏」というワードを使いたいのは、それだけ世間一般的に普通に(血統やら飼育方法やらの細かい地鶏の基準はさておき)「地鶏」というワードが浸透してしまったからなのでしょう。 実際私も地鶏の定義はわかっていても、近所のスーパーで買って来る地鶏ではない(ブロイラー?銘柄鶏?)もも焼きを「今日の地鶏おいしね」などと何気に会話してます。 商品を販売する上では誤記はもちろんの事、誤解を生むような紛らわしい表現はあってはいけない事ですが(意図的な偽装は論外)。 実際問題、今回購入された方の反応はどうだったのか?(地鶏の定義を承知の上でその地鶏と思って購入した人がどれだけいたのか?)を聞いてみたい気もしました。 宮崎の地鶏の炭火焼きって単に宮崎で生産されたの鶏の炭火焼きじゃないの? 地鶏って地酒、地ビールのようなイメージじゃないの?と思っている人もいらっしゃったのではないでしょうか? 地鶏とは・・(地鶏の定義)(日本食鳥協会WebPageより引用)“地鶏”とは、平成11年7月に定義づけられた日本農林規格では、在来種(明治時代までに国内で成立し、または導入され定着した鶏の品種(38種※)をいう。)の素ひな(在来種由来血液百分率が50%以上のもので、出生証明できるもの)を平飼い(鶏舎内または屋外において、鶏が床面または地面を自由に運動できるようにしてあるもの)による飼育方法で、孵化日から80日間以上飼育したものを「地鶏」と言います。 ※ 鶏の品種は、会津地鶏・伊勢地鶏・岩手地鶏・インギー鶏・烏骨鶏・鶉矮鶏・ウタイチャーン・エーコク・横斑プリマスロック・沖縄髭地鶏・尾長鶏・河内奴鶏・雁鶏・岐阜地鶏・熊本種・久連子鶏・黒柏鶏・コーチン・声良鶏・薩摩鶏・佐渡髭地鶏・ 地頭鶏(じとっこ) ・芝鶏・軍鶏・小国鶏・矮鶏・東天紅鶏・蜀鶏・土佐九斤・土佐地鶏・対馬地鶏・名古屋種・皮内鶏・三河種・蓑曳き矮鶏・蓑曳鶏・宮地鶏・ロードアイランドレッドです。(引用おわり)なんだか今一しっくり来ないというか解り辛い。 地鶏についてはこのように、日本食鳥協会が決めたガイドラインはあるものの、法的には何の規制もない。 廃鶏をつぶして「地鶏」と称し売っている例も少なくないというのは全国的に業界の常識とか書かれたWebPageも。 「みやざき地頭鶏」と表示すれば表示の偽装に問われるが、単に地鶏と表示するだけなら、法的に地鶏肉が定義されていないので違法にはならないらしい。 追記(11/06) ただ11月06日付の「地鶏とは?宮崎混乱 商品名から削除急増」という朝日新聞のニュース記事には、「ただの鶏の加工品を地鶏加工品として販売すると、景品表示法違反の恐れがある。」とも書かれている。 宮崎県とし国として地鶏の定義をどうするのかを明確にしなければ この先も同じような問題は出て来るような気がします。今後現品表示の基準等も含め検討する必要があるのではないでしょうか? 「みやざき地頭鶏(じとっこ)」のひなの年間出荷量は98年の2万羽から年々増加し、昨年は県内39戸で30万4,000羽を生産。2009年には50万羽の増産を計画しているとの事。(参考までブロイラーは1億羽を越えている。) 公正取引委員会九州事務所は「表示が故意であれ過失であれ、結果的に消費者をだましたことになれば行政処分の対象となる」としている。 山形屋 : 1751年創業の百貨店。 昨年度の売り上げは568億円、飲食業や情報処理ソフトウエア開発会社などを含めたグループ全体の売り上げは1173億円。グループの従業員は4月現在で2.645人。山形屋のページ (記事とは関係ありませんが・・山形屋はやまがたやでは無く 濁らずやまかたやと読みます。) [2007年10月31日追記] 公正取引委員会は2007年10月30日山形屋に対し、「一般消費者に誤まって受け取られる恐れがある」として景品表示法に基づき警告の行政指導を行なった。 顧客に届けた商品そのものの表示に誤りはなく「確認態勢の不備によるもの」で悪質性はないとしたが、「購入者が広範囲。地鶏との表示によって購入者に与えた誤認の程度も大きい。」として、排除命令に次ぐ警告とした。 みやざき地頭鶏(じとっこ)普及促進協議会は本年度中にも、地頭鶏(じとっこ)使用の製品に生産者番号を付ける方針を決めているそうだが、消費者が一目見て明確にわかるようなピクト等を用いたものにして欲しいものだ。 さらに追記 今回の地鶏関連はもちろんいずれも意図的な偽装ではなく、不当表示なのでしょうが、 12月日12日、清水寺 奥の院舞台において発表された今年の世相を漢字1字で表す2007年「今年の漢字」は、「偽」であった。 |
山形屋の不当表示問題宮崎県産の地鶏商品で、不当表示が発覚した。 宮崎の中心部にも店を構える、百貨店の山形屋(本店鹿児島市)が、今年3月からおよそ5ヶ月間にわたりインターネット上のオンラインショップ上で宮崎産ブロイラーの鶏の炭火焼パック、表示は「鶏の炭火焼」とすべきところを、ネットで「地鶏」と表示して販売していたことが24日にわかった。 この商品は宮崎市内の食品会社が製造。 (ニュース記事1 ニュース記事2等の写真を見るとパッケージはお土産売り場等で良く目にする宮崎市内にある株式会社響の製品そのもののようです。) 山形屋が、宮崎山形屋(宮崎市)を通じてネット販売した冷や汁などと詰め合わせた2セットのようで、3,675円のものを171個と2940円のものを204個。約123万円を売り上げた。 販売店は違いますがこんなイメージの製品→おいしさもがんばる宮崎セット 山形屋側は、商品自体には「地鶏」という表示はなく、商品自体の原材料名の表示などに偽装や誤りはない、店頭でも「鶏炭火焼」として販売していたとして謝罪するとともに、「偽装などではなく、インターネット担当者の単純な入力ミスによるもの」と説明しているとの事。 山形屋では一月以上かけて購入した260人にすでに謝罪し、返金したということですが、今頃、事後会見は、情報公開という面では遅すぎるのでは?と思った方も少なくないのではないかと思います。 今回の件に関するページ 山形屋オンラインショップ掲載商品についてのお詫び 次々に出た地鶏不当表示 追記 大手スーパーユニーも地鶏の不当表示大手スーパーのユニー(本社・愛知県稲沢市)は29日、宮崎県産ブロイラーの炭火焼きなどの詰め合わせセットを「宮崎地鶏」と表示して販売した、と発表。24日の山形屋で不当表示が分かったのと同じ商品が含まれており、山形屋の報道を受けて社内で点検したところ判明したもの。 ユニーによると、仕入れ先が商談で使用した資料中、詰め合わせセットに宮崎の「みやざき地頭鶏(じとっこ)を使った五目飯」があったことから炭火焼きも、担当者が「地鶏」と誤解した、ものらしい。 (みやざき地頭鶏(じとっこ)は宮崎の地鶏ブランドです。) →お中元ページギフトカタログ商品の誤表示について(PDF) さらに追記 今度はローソンも 地鶏でないのに「地どり」ローソンは11月1日、西日本の約2300店舗で計約20万3000個を販売した宮崎県産鶏肉の総菜の賞味期限表示シールに、地鶏ではないのに「地どり」と誤記していたと発表。卸業者(日本コムサ)が間違えて印字したのが原因と説明している。ローソンは、商品もしくはレシートと引き換えで返金に応じる。 【該当商品】 宮崎どりの炭火焼 (内容量:80g)製造者:MGS有限会社(とり源) 263円(税込) (誤) 宮崎地どりの炭火焼き (正) 宮崎どりの炭火焼き 【販売期間】 平成19年6月19日(火)〜10月29日(月) →詳細(日本コムサ) ジェイアール西日本伊勢丹(京都)も、ジェイアール京都伊勢丹(京都市下京区)の運営会社ジェイアール西日本伊勢丹も、今年5月9日より開催された「九州うまかもん市」の催事の広告チラシ(新聞折り込み約40万部・同社のホームページにも掲載)で「鶏炭火焼」とすべき商品名(ブロイラー肉の加工品)を「地鶏炭火焼」とし、商品コメントでも誤表示していたそうだ。 12月になり景品表示法違反(優良誤認)の恐れがあるとして、公正取引委員会から警告を受けている。 担当者の資料作成時の思い込みや確認不足が原因で、同社は10月下旬の自主調査で誤表示が分かり、11月2日からホームページに謝罪文を掲載するなどしたが、警告を受けるまで正式に発表していなかった。という・・。 地鶏と誤解されそうな普通の炭火焼きパック通販Google等で「宮崎地鶏」でインターネット検索をすると、どう見てもこれ地鶏じゃないでしょ、という今回のような“単なる鶏の炭火焼きパック”があたかも「地鶏」の如く、誤解されるような表現で販売されているケースも中には見受けられます。最近その使われ方について問題となって来ております東国原知事のイラストや写真も使われ、まるで知事がその製品を推奨しているかのような印象を受けるページもあります。 実は以前ブログでも書いたのですが、“本当の宮崎の地鶏”を使った炭火焼き製品は数えるほどの種類しか販売されておりませんし、特定の店でないと入手できません。 先の炭火焼きパック等のようにブロイラー肉等が主です。 (参考まで、宮崎物産館(宮崎県物産貿易振興センター)で販売されている炭火焼き真空パックの中でも地鶏は僅かの種類しかありません。) 東国原知事がTV出演の際、よく手土産で持参して露出していたものも単なる鶏の炭火焼き(銘柄鶏・赤鳥?)だったと思います。 お土産に持参し、みやざき地鶏の宣伝を同時に行えばそれがみやざき地鶏と思われても不思議ではないでしょう。 地鶏(みやざき地頭鶏(じとっこ))の炭火焼きパック(結構高いです)を何種類か入手し食べてみました、普通の鶏よりそれが美味しいか?と聞かれると、どうでしょう・・私は鈍感なのか普通のものと変わりありませんでした(^^;) 焼いたものをその場で食べると明らかに地鶏は美味しいのですが・・真空パック等加工すると普通の鶏も地鶏も味はあまり変わらなくなるような・・。 地鶏でなくとも宮崎には美味しい鶏は沢山あるし、何も地鶏に拘らなくても・・とは思いますが、販売業者が「地鶏」というワードを使いたいのは、それだけ世間一般的に普通に(血統やら飼育方法やらの細かい地鶏の基準はさておき)「地鶏」というワードが浸透してしまったからなのでしょう。 実際私も地鶏の定義はわかっていても、近所のスーパーで買って来る地鶏ではない(ブロイラー?銘柄鶏?)もも焼きを「今日の地鶏おいしね」などと何気に会話してます。 商品を販売する上では誤記はもちろんの事、誤解を生むような紛らわしい表現はあってはいけない事ですが(意図的な偽装は論外)。 実際問題、今回購入された方の反応はどうだったのか?(地鶏の定義を承知の上でその地鶏と思って購入した人がどれだけいたのか?)を聞いてみたい気もしました。 宮崎の地鶏の炭火焼きって単に宮崎で生産されたの鶏の炭火焼きじゃないの? 地鶏って地酒、地ビールのようなイメージじゃないの?と思っている人もいらっしゃったのではないでしょうか? 地鶏とは・・(地鶏の定義)(日本食鳥協会WebPageより引用)“地鶏”とは、平成11年7月に定義づけられた日本農林規格では、在来種(明治時代までに国内で成立し、または導入され定着した鶏の品種(38種※)をいう。)の素ひな(在来種由来血液百分率が50%以上のもので、出生証明できるもの)を平飼い(鶏舎内または屋外において、鶏が床面または地面を自由に運動できるようにしてあるもの)による飼育方法で、孵化日から80日間以上飼育したものを「地鶏」と言います。 ※ 鶏の品種は、会津地鶏・伊勢地鶏・岩手地鶏・インギー鶏・烏骨鶏・鶉矮鶏・ウタイチャーン・エーコク・横斑プリマスロック・沖縄髭地鶏・尾長鶏・河内奴鶏・雁鶏・岐阜地鶏・熊本種・久連子鶏・黒柏鶏・コーチン・声良鶏・薩摩鶏・佐渡髭地鶏・ 地頭鶏(じとっこ) ・芝鶏・軍鶏・小国鶏・矮鶏・東天紅鶏・蜀鶏・土佐九斤・土佐地鶏・対馬地鶏・名古屋種・皮内鶏・三河種・蓑曳き矮鶏・蓑曳鶏・宮地鶏・ロードアイランドレッドです。(引用おわり)なんだか今一しっくり来ないというか解り辛い。 地鶏についてはこのように、日本食鳥協会が決めたガイドラインはあるものの、法的には何の規制もない。 廃鶏をつぶして「地鶏」と称し売っている例も少なくないというのは全国的に業界の常識とか書かれたWebPageも。 「みやざき地頭鶏」と表示すれば表示の偽装に問われるが、単に地鶏と表示するだけなら、法的に地鶏肉が定義されていないので違法にはならないらしい。 追記(11/06) ただ11月06日付の「地鶏とは?宮崎混乱 商品名から削除急増」という朝日新聞のニュース記事には、「ただの鶏の加工品を地鶏加工品として販売すると、景品表示法違反の恐れがある。」とも書かれている。 宮崎県とし国として地鶏の定義をどうするのかを明確にしなければ この先も同じような問題は出て来るような気がします。今後現品表示の基準等も含め検討する必要があるのではないでしょうか? 「みやざき地頭鶏(じとっこ)」のひなの年間出荷量は98年の2万羽から年々増加し、昨年は県内39戸で30万4,000羽を生産。2009年には50万羽の増産を計画しているとの事。(参考までブロイラーは1億羽を越えている。) 公正取引委員会九州事務所は「表示が故意であれ過失であれ、結果的に消費者をだましたことになれば行政処分の対象となる」としている。 山形屋 : 1751年創業の百貨店。 昨年度の売り上げは568億円、飲食業や情報処理ソフトウエア開発会社などを含めたグループ全体の売り上げは1173億円。グループの従業員は4月現在で2.645人。山形屋のページ (記事とは関係ありませんが・・山形屋はやまがたやでは無く 濁らずやまかたやと読みます。) [2007年10月31日追記] 公正取引委員会は2007年10月30日山形屋に対し、「一般消費者に誤まって受け取られる恐れがある」として景品表示法に基づき警告の行政指導を行なった。 顧客に届けた商品そのものの表示に誤りはなく「確認態勢の不備によるもの」で悪質性はないとしたが、「購入者が広範囲。地鶏との表示によって購入者に与えた誤認の程度も大きい。」として、排除命令に次ぐ警告とした。 みやざき地頭鶏(じとっこ)普及促進協議会は本年度中にも、地頭鶏(じとっこ)使用の製品に生産者番号を付ける方針を決めているそうだが、消費者が一目見て明確にわかるようなピクト等を用いたものにして欲しいものだ。 さらに追記 今回の地鶏関連はもちろんいずれも意図的な偽装ではなく、不当表示なのでしょうが、 12月日12日、清水寺 奥の院舞台において発表された今年の世相を漢字1字で表す2007年「今年の漢字」は、「偽」であった。 |
→宮崎地鶏 もも焼き編 宮崎県庁横の宮崎物産館(宮崎県物産貿易振興センター) 結局のところ・・何が言いたいんだかわからん・・散文失礼しました(^^; -山形屋がネットで鶏炭火焼きパック、ブロイラーを地鶏と誤って表示販売- |