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西都原古墳群 - 4号地下式横穴墓-111号墳

-Underglound cave No.4- 西都原古墳群 - 4号地下式横穴墓-111号墳

　4号地下式横穴墓 Underglound cave No.4

1956年（昭和31年）4月　男狭穂塚の北約300mの地点にある111号円形墳の南裾部で馬耕中に突然地下に陥没して穴があき。墳丘の中心部へ向かっている地下式横穴が発見された。
西都市教育委員会により発掘調査が行われた。
空洞のまま残っていた為、劣化も少なく完全な形で埋葬品が発見された。
玄室の床面は地表下約２．７ｍにあり。玄室は奥に長い妻入り型構造のもので、円墳である111号墳の真下に位置していた。
西都原地下式四号と命名され。玄室の長さ５．５ｍ、幅２．２ｍ天井までの高さは奥壁よりでやや高く１．７ｍを計測。地下式横穴墓では最大規模。
屋根形の天井と壁は一面に朱が塗られ、床面中央には白色の粘質土を貼った幅45cm、長さ3.5mの細長い凹の床　屍床（シショウ）が見られました。
墳丘の真下にある地下式横穴の検出だけでも重要な意味をもつか、出土した遺物の豊富さも加わって注目された。
鉄製短甲３領、直刀５振、鉄鏃1束（約50本）、珠文鏡１面、玉類・・等々。

この発見は、従来この地域で円墳とされていたものの中に、地下式横穴墳の封土としての墳丘がふくまれている事を示した。

調査後、補強等の保護を行い密閉、現在上部は見学施設となっている。
内部のＣＣＤカメラを手元で操作し液晶画面で様子を確認する事が出来る。
Subterranean Burial Chamber No.4
This sunsubterraean-type tomb,unique to southem Kyusyu,
can be viewed flom the obsservation room using a remote-controlled camera

[追記　2005/04]　
2005年4月訪れた際、確認したところ111号墳の発掘調査が行われているようで111号墳にブルーシートが被せてありました。

西都原古墳群　111号墳　発掘現場