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宮崎県　西都市　西都原古墳群-第１３号墳（柄鏡式）-

BurialMound No.13

[一部の画像はクリックすると800pix幅に拡大します] 西都原古墳群-13号墳全景-

　　第13号墳 MOUND NO.13

休憩コーナーより13号墳を望む

13号墳は西都市街地が一望出来る第一古墳群の南端縁辺部に所在しています。
古墳の規模は、墳長78.5m、前方部幅26m　高さ4.1m　後円墳の径45ｍ、高さ6.7mとなっていて、前方部と後円部では2.6mの比高差があります。
　また後円部の径に比較して前方部の幅が極めて狭い、いわゆる柄鏡式の前方後円墳です。大正5年１月の第5次調査によって、三角縁三神獣鏡（さんかくぶちさんしんじゅうきょう）や、まが玉（翡翠）、くだ玉40数個、小玉（濃青色ガラス製）等の装身具、刀子、鉄剣等が出土しています。
平成8年度からの調査でこの古墳は３段築成の前方後円墳で“葺石”が施されていた事が確認されました。

　１3号墳内部　粘土礫槨（れきかく）

遺構内部　
長さ7.8m、高さ45cm、下幅2.1m、上幅1.2mの細長い土壇状土床を設け、この土床の表面には長さ7.2m、幅45cmの長方形状に小礫石を整然と納置し、その上に長方形の組み立て式木棺を埋葬した様です。さらにこの木棺が埋葬された土壇状土床の残った部分、および木棺周辺の側面は径数十cmの川原石で覆われていました。
次にこの川石で覆われた土壇と組み立て式木棺を併せて全面に上部で厚さ約27cm、両側で約10cmの粘土で被覆しカマゴボ形の粘土槨がつくられていました。興味をそそられるのはこの粘土槨が径約30cm川石で二重三重に被覆されている事です。そこでこの埋葬主体部は粘土槨というより粘土礫槨（れきかく）と称した方がその内部構造的な見地からみた場合適合していると考えられます。
　西都原古代文化を探る　日向正晴著より引用

この古墳は見学施設となっており、中に入れます。当然内部はレプリカですが必見です。しーんとしていて湿度が妙にある気がしました。
向う側へ渡る際、ガラスの橋を通りますが私はこういうの苦手で、手すりをしっかり持っておそるおそる通りました(~~;)

A keyhole-shaped burial mound build in the 4th century. The mainsection provides a revealing look into the past.