宮崎の黄葉 去川(さるかわ)の大イチョウ
国の天然記念物にも指定された宮崎市高岡町の去川の大イチョウ 例年11月24日頃には黄金色に色付く(2024年は遅れそうです。)
2024年イベントと黄葉情報
去川の大イチョウフェスティバル
~秋を見付けに行こう~
食べて、喋って、壮大な風景を楽しむ一日
日時:2024年11月23日(土・祝)10:00~14:00 雨天決行(荒天中止)
会場:旧去川小学校(宮崎市高岡町内山 3615-1) ※駐車場は同小運動場
イベント内容:創作物の展示 小物・物品販売◇飲食ブースなど
*ライトアップの予定はありません。
*イベント内容に変更がある場合があります。予めご了承ください。
主催:高岡まちづくり委員会
黄葉情報:11/18現在、まだ・・緑色のようです。
- 【以下は2023年の記録】
11/28 去川のイチョウはだいぶ散り、一面黄色い絨毯が楽しめると思います。
11/27 去川のイチョウは色付き、散り始めているようです。一番の見頃だろうと思います。
駐車場の件を下段「アクセス欄」に追記しましたのでご覧下さい。
11/21 宮崎日日新聞によると『去川の大イチョウがが色付き始め、青空に映える黄金色の葉が訪れた人々の目を楽しませている。今年もライトアップは無さそうです。
鎌倉時代から・・樹齢800年
この去川の大イチョウは、島津藩主初代忠久公(1179?1227年)が当時、薩摩街道であったこの地に植えられたものと伝えられており、樹齢は推定約800年と考えられています。
この大イチョウは幹がまっすぐ伸びた直幹形で、太い枝が少ないのが特徴です。
目通り幹囲は約10m、高さ約41mあります。
雌株のイチョウで、秋には多くの実(銀杏)をつけます。
平成5(1993)年の台風13号の襲来により、太枝の大部分が折れるという被害を受けましたが、平成6(1994)年に樹木蘇生治療を行い、現在は元気よく枝葉を伸ばし、毎年素晴らしい黄葉を見せております。
黄葉の見ごろは例年11月下旬頃です。(イチョウの木は散っても黄金色の「絨毯」を楽しめます。)
去川大イチョウフェスティバル
例年、大イチョウが色付く頃に 地域住民主体の「去川大イチョウフェスティバル」が開催されます。2024年は11月23日(土・祝)に開催。
ライトアップ
去川の大イチョウは、以前(コロナ禍以前?)は黄葉の始まる頃からライトアップされていたのですが・・近年は、企画されていないようです。
去川大イチョウ アクセス・地図等の情報
住所:〒880-2321 宮崎県宮崎市高岡町内山3704-1
地図:
GoogleMap Mapfan Mapion
( 591 582 250)
緯度経度:N=31.54.38 E=131.13.40(日本測地系)
宮崎市市街地方面からは、国道10号線、去川小学校(現在は廃校)の脇を左折して、約500m。
10号線左折信号部に標識があります。
一部狭い区間があるので、注意して走行してください。
2023年11月行かれた方の話では、“銀杏の坂の手前に車止めがあり、以前利用していた駐車場に車は入れないようです。車は別のところに駐車場があり、そこに駐車して徒歩で向かうようです。イチョウ前には10m程の坂道もありますので、ご留意を。もしかすると規制は混雑時期だけの期間限定かも知れませんので、最終的には現地の指示表示に従ってください。
バス:宮崎駅からバスで50分 去川下車 徒歩10分
国道10号線から来ると、
イチョウを左に見て右側に上って行く道があり、10m程登ると、そこが去川の大イチョウ広場です。
去川の関所跡
去川小学校前に
去川の関跡(宮崎県指定史跡)があります。
去川は、天正年間(1573-1591)から約300年の間、薩摩藩の三街道の一つ、薩摩街道(高岡筋)の関所として栄えたところです。
去川の関所跡には専用駐車場がありません、車は国道10号線の路肩(200-300m先に広くなった部分があります)に駐車して歩きます。
尚、去川の関所跡は門柱礎石と標識、説明の看板があるだけです。)
概略地図
2023年11月 イチョウ前広場にある駐車場は使えないようです。離れたところに駐車場が
あり、そこから歩くようです。規制は期間限定かも知れませんので、現地の指示表示に従ってください。
朝の去川大イチョウ
建物のある山側からからイチョウの木を見ると、朝は完全に逆光、13時?14時頃が順光となります。
14時を過ぎると裏山の影になり根元から徐々に陰って来ます。
去川の大イチョウの写真
この年はイチョウの葉も一番付いていた時期で、黄葉の具合も一番良い時期に来る事が出来ました。
アングルもマンネリ気味に付き、違うものをと・・、2枚は去川小学校近くの道路より撮ってみました。
余談:去川小学校は、近くの小学校へ統合され、現在は廃校となっております。なんだか寂しいですね。
去川の大イチョウのライトアップ写真
ライトアップされたイチョウを撮影しましたので数枚紹介します。
昼間のイチョウとは違った雰囲気、幻想的です。
いつも葉が散り始めた後に出かけるので、この年は少し早めに出かけました。
結果・・・ まだ全部黄葉してないようでした。
一面黄色の絨毯
この年はここ数年で一番葉の付きが良かったようです。一面黄色の絨毯でした。
イチョウの木より山側の遊歩道を少し上がると紅葉の綺麗なポイントがある。 これはナンテンの紅葉?であろうか??
以下はフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より引用 (2005.11.30現在のもの)
学名 Ginkgo biloba L. 和名 イチョウ 英名 Ginkgo
イチョウの樹皮イチョウ(銀杏、公孫樹、学名:Ginkgo biloba Linne)はイチョウ科に属する裸子植物の一種で、イチョウ類では唯一の現存種である。
中生代ジュラ紀の頃には、世界的に分布していたことが化石からわかっているが、現在では中国にのみ生き残った、「
生きている化石」である。ただし、真の自生地については定かでないが、もっとも有力なのが現在の安徽省宣城県付近で、11世紀初めに当時の北宋王朝の都があった開封に移植されたと言われている。
日本に持ち込まれたのは当然それ以後の事であり、
平安後期から鎌倉時代にかけてとされている。
1323年に当時の元の寧波から日本の博多に航行中に沈没した難破船の調査において銀杏が発見されている。
現在では全国で栽培されている。
ヨーロッパには1693年、長崎からケンペルにより再び持ち込まれた。
現在はヨーロッパおよび北アメリカでも植栽される。
落葉樹で、成長すると巨木になる。街路樹として植えられることも多い。
アヒルの足のような形の葉は、秋には黄色く黄葉する。
また、大木では枝から垂れ下がった円錐形の突起を生じる場合があり、乳イチョウなどと呼ばれる。
雌雄異株であるため、雌木と雄木があり、
銀杏は雌木にのみなる。
イチョウの実は銀杏(ぎんなん、ぎんきょう)といい、茶碗蒸しなどの具に使われたり、酒の肴としても人気がある。
木自体のことも「銀杏」と書く。
西洋語での表記 "Ginkgo" は、西洋人が「ぎんきょう」を聞こえたままに書き写したもの("Ginkyo")を誤記したものである。(ヨーロッパの一部ではkgoと書いてkyoと読む地域があることから,誤りではないという説もある。)
ゲーテの西東詩集にも "Ginkgo" という言葉が登場している。 -----以下略 引用終わり 以降くわしくはは→
こちらで
(参考)宮崎県の巨樹の定義
宮崎県は県内の巨樹・古木・群落の分布状況、生育の状態及び生育環境の実態を調査し、その結果を1992年に発表した。 その調査に当たって「巨樹」の定義を、幹周りを基準とする大きな木、および樹齢を基準とする古い木の総称とし、その基準を次のように規定している。
〔1〕地上からの高さ1.2mの幹周りがおおむね3m以上で、由緒ある樹木。
〔2〕地上からの高さ1.2m未満で幹が分岐するものは、最も大きな幹の地上からの高さ1.2mの幹周りがおおむね2m以上で、他の幹周りとの合計がおおむね3m以上で、由緒ある樹木。
〔3〕推定樹齢が100年を経ているもので、由緒ある樹木または珍しい樹木。
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