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山之口麓文弥節人形浄瑠璃 と 人形の館資料館

(山之口麓文弥節人形浄瑠璃資料館内で撮影した写真を掲載)

都城市の位置 宮崎県都城市山之口町大字山之口2921-1
山之口麓文弥節人形浄瑠璃(人形の館)の地図 [Yahoo!MAP]
GPS情報 N 31/47/49 E=131/10/18 山之口麓文弥節人形浄瑠璃(人形の館)の天気予報

文弥節人形浄瑠璃は延宝の頃(1673年〜)江戸中期大坂の岡本文弥が始められ全国に広まりました。
今なお伝えられるのは同町のほか、石川県尾口村、新潟県佐渡のわずか3カ所だけです。
 元和元年(1615)薩摩藩の国境警備に配置された75家が、居住した麓(ふもと)、(府下)の武家屋敷に伝わる山之口麓文弥節人形浄瑠璃は、その数少ない古浄瑠璃で、江戸時代から明治大正を経て現代に受け継がれる貴重な伝統芸能です。
山之口麓文弥節人形浄瑠璃
文政9年(1826)に筆写された「出世景清」を最古の台本に、義太夫の語りと三味線にあわせて一人が一体の人形を操ります。
演目は「門出八嶋」「出世景清」「女手(むすめ)踊り」「お伊勢まいり」などがあります。
 大戦中、一時途絶えましたが、昭和26年に再興。保存会の手で今に伝えられ、平成4年3月大阪国立文楽劇場で上演するなど、豊かな生活文化を背景とした素朴な芸術性が高く評価されています。

 現在保存されている頭(かしら)は27体。
頭は桐の一本づくり。顔の部分とノド木を固定したものに胴串を差し込んだもので、この操法は文弥節人形初期の形態とされます。

また間狂言に登場するノロマと呼ばれる滑稽な人形のうち「太郎」は目と舌が動く仕掛け。竹製の大蛇は間狂言の「東獄猪狩り」に登場するもので、長さ3m。特殊な操法で巧みな動きをみせます。
 (現地案内板より抜粋引用)

資料館正門 地頭仮屋門

人形の館

平成4年4月、上演場付資料館(人形の館)が完成、人形、台本等の常設展示の外、年4回の定期公演による一般公開を実施している。
このページのすべての画像は「人形の館」で撮影したものです。

[リンク]
都城商工会のサイトより〜山之口麓文弥節人形浄瑠璃
宮崎県のサイトより〜やざきのうたと芸能101(文弥人形)
宮崎県のサイトより〜宮崎の101人 坂元鐘一(さかもとしょういち)


 画像をクリックすると新しいウインドウで拡大します。 (1024pix程度)

山之口町の麓文弥節人形浄瑠璃は江戸時代この地の郷士が参勤交代の供に行った折に、大阪、京で当時流行っていた人形を習い覚え、持ち帰ったとも伝えられています。麓文弥節人形浄瑠璃は江戸時代から明治初期に製作された27体の人形と共に現代に引き継がれている貴重な文化遺産です。
 平成4年(1992)、早稲田大学内山美樹子教授ら5名により調査・記録執筆が行われ、その後、平成7年(1995)、「山之口の文弥人形」として国の重要無形民俗文化財に指定された。
 山之口町無形民俗文化財指定 宮崎県無形民俗文化財指定 国 重要無形民俗文化財指定

門出八嶋人形

山之口麓文弥節人形浄瑠璃山之口麓文弥節人形浄瑠璃

間狂言人形(あききょうげんにんぎょう)(右)

山之口麓文弥節人形浄瑠璃山之口麓文弥節人形浄瑠璃

出世景清 (四段)牢舎の場 上演風景


 出世景清五段の中でももっとも悲劇的な場面であり、しばし上演される部分を再現、常設展示したもの。
山之口麓文弥節人形浄瑠璃山之口麓文弥節人形浄瑠璃
山之口麓文弥節人形浄瑠璃
---あらずじ---
 景清は六波羅の牢獄にがんじがらめに縛られ、つながれています。小野姫は、人目をしのんで懸命に彼を慰めます。
阿古屋は密告した事を悔やみ、二人の子供と一緒に詫びに来るのですが、景清は許すことが出来ず、子供に対しても父としての情を示すことができません。
阿古屋はもはやこれまでとばかり子供を刺し殺し、自らものどをかき切って果ててしまいます。嘆き悲しむ景清。
 そこに阿古屋の兄、十蔵がやって来て、さんざんにあざけるのです。
絶えかねた景清はものすごい力で縄を引きちぎり、牢を破って十蔵を殺害。
そのまま逃げられるのを、大宮司や小野姫に危害がおよぶことを案じて再び牢獄に走り入り、内から鍵をかけ、その身を縄で縛り、狂わんばかりに経典を唱えるのでした。
山之口麓文弥節人形浄瑠璃山之口麓文弥節人形浄瑠璃
山之口麓文弥節人形浄瑠璃 定期公演が行われる。100畳の会場年に四回、定期公演が行われる。100畳の会場
人形の家資料館ではダイジェストの映像を常時見る事ができる。

人形の家 開館時間 10:00〜17:00 (入館は16:30まで)
休館日 毎週月曜日(祝日の時は翌日休館)
年末年始休館日(12月28日〜1月4日)
 入館料 大人 200円(団体150円)
 高校生 150円(団体100円)
 小中学生100円(団体50円)

※定期公演の際は、別途料金(資料館入館料含む)
 個人 大人 710円 高校生 510円 小中学生 310円 
 団体割引(20名以上)等もある。
2006年公演予定 9月17日/11月19日 いずれも午後2時開園
以上は 2006年8月現在の料金、予定等です。
上演は変更になる場合があります。
 

-宮崎観光写真 山之口麓文弥節人形浄瑠璃(人形の館資料館) 都城観光- 


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