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美々津(みみつ) 宮崎県

 宮崎県日向市美々津 MapionMap GPS N=32/20/04 E=131/36/53 辺り 天気予報







紀元前、神武神武天皇が宮崎の皇宮屋(こぐや)で東征の軍議を決定されて大和へ向け出発、船出の港に選ばれたのがここ美々津であったと伝えられている。

国指定 日向市美々津重要伝統的建造物群保存地区


美々津 伝統的建造物群保存地区MAP(地図)[美々津重要伝統的建造物群保存地区へのアクセス]
美々津の位置
所在地 日向市美々津町字上町、中町、下町、上別府の一部。
選定 昭和61年12月8日 面積 7.2hr


概要
 美々津は古い歴史を持つ港町で、中世には集落が営まれていたと考えられており、江戸時代に入ると高鍋藩の商業港として重要視され、藩主秋月氏もこの港を参勤交代に利用していた。
 保存地区に指定された上町、中町、下町は耳川河口に築かれた港の隣接地に当り、江戸時代から明治時代の平入、妻入建物が数多く残されている。
 また港から南に延びる3本の主道路や、それらに直交するツキヌケ(防火地)は江戸時代に設けられたものと伝えられており、旧い敷地割や石畳などとともに美々津の歴史景観を構成する重要な要素になっている。(日向市教育委員会)

美々津の歴史

美々津は古くから海の交易の拠点として歴史を刻み、町の背後にある遺跡からは、畿内、瀬戸内様式の弥生土器が出土しています。
このことから、美々津が相当古い時代から該地との交流があったということを裏付けています。
 美々津が、港町として成立するのは江戸時代初期の元禄の頃(1688〜1703)からで、当時は高鍋藩領に属し、藩主秋月氏の支配をうけていました。
 高鍋藩は3万石高の外様大名で、美々津は城付地に属し、城下に所在する蚊□浦と共に藩の重要な港町となっていました。
特に藩主の参勤交代時には御出船、御入船の港に指定されており、いち早く秋月氏の屋敷が建てられていました。さらに、港近くには津番所や藩蔵も建てられ対岸の幸脇地区や上流の余瀬地区にも番所が置かれ、城下から代官や蔵役、番人などが派遣されていました。
美々津を経済の面から支えていたのは、千石船を所有する廻船業者たらで、かれらは、備後屋、明石屋、播磨屋、泉屋などと言った瀬戸内や畿内の地名を屋号とし、耳川上流の入郷地区で生産された材木や木炭などを大阪方面に向け出荷していました。
その帰路の際、関西地方の特産品や美術工芸品を多く持ら帰り、地域文化の担い手としての−面も有していました。
かれらの活躍がやがて「美々津干軒」と言われるほどの繁栄をもたらすこととなり、明治から大正時代にかけて最盛期を迎えることとなりました。
 しかし、潮や風の影響を受けやすい帆船を使った古い航海法に頼りきっていたことや経営そのものが江戸時代の旧態から脱却しきれていなかったこともあり、大正12年の国鉄日豊本線開通を契機に廻船業は衰退していくこととなりました。
主幹産業を失った美々津は、近郊の商業地域としての命脈は保ってきましたが、高度成長期における諸産業の飛躍等に伴い、現在では小さな港町となっています。(日向市観光協会発行リーフレットより)

美々津の港や町並み


余談・・2012年11月、嵐の大野君の出演するローソンのおにぎりのCMが流れてますが、このあたりがロケ地みたいです。


美々津港美々津 街並

美々津 街のポストには船が 01美々津 街のポストには船が 02

「日本海軍発祥の地」碑


神武天皇は日向の国(宮崎)より東征へ向かわれた、その時お船出をしたのがここ美々津と伝えられております。
「日本海軍発祥の地」と書かれた碑の竣工式は昭和17年記(1942年)9月10日、「お船出の日」に挙行されました。
碑の設計は 平和台公園の平和の塔同様、当時の日本彫刻界の第一人者「日名子実三」(1893〜1945年:大分出身)です。 古代船は西都原古墳群から出土した埴輪舟と同一形状です。

日本海軍発祥の地 碑 美々津 01 日本海軍発祥の地 碑 美々津 02日本海軍発祥の地 碑 美々津 04

日本海軍発祥の地 碑 美々津 a01
神武天皇は45歳のとき、兄・五瀬命(いつせのみこと)らとともに国家統一を決意し、日向の美々津(みみつ)から兵をまとめて筑紫(福岡)に向かう。
出港後は、豊国(大分)、筑紫から瀬戸内海を経て、浪速(大阪)に入り、紀州に回って大和に入った。大和を平定した後に橿原宮(かしはら宮)(奈良)で即位し、初代天皇となりました。




記紀編さん1300年 神話のふるさとみやざき 温故知新ものがたり ロゴ神武天皇 お舟出伝承の地 美々津


古事記では・・ 

「何れの処にいまさば、平らけく天の下の政を聞こしめさむ。なお東に行かむと思ふとのりたまひて、即ち日向より発ちて筑紫に」

日本書紀では・・
「冬十月丁巳の朔……日向より諸皇子・舟軍(ふないくさ)を率いて東征」

「記紀」では日向のどこから出航されたかは、明確に記されてはおりませんが、日向の伝承などでは、美々津という事が伝えられております。 




美々津の朝焼け 七ツ碆(ななつばえ)

美々津の朝美々津の日の出

美々津の朝焼け 七ツ碆(ななつばえ)
七ツ碆(ななつばえ)
神武天皇東征|アニメーション|ひむか神話街道 より

後(のち)の神武天皇であるカムヤマトイハレヒコノミコトは、宮崎市の皇宮屋(こぐや)を拠点にしていました。「どうもこの土地は国を治めるにはあまりにも西により過ぎている。東方にはもっと良い土地があるというから、東に向けて舟出しよう」と決心。一番上の兄のイツセノミコトとシオツチノオキナから聞いていた大和(やまと)の地を目指すことを決めます。その時、お舟出するための地として選ばれたのが日向市美々津だったのです。美々津は、波の荒い日向灘にあり、耳川の河口が作る入り江は天然の港となっており、周辺には舟を造る木がふんだんにあったため舟出の適地だと思われたのです。神武天皇は天候のいい日を伺いながら、出発の日を旧暦の8月1日と決め、美々津の人々は出発に際して餡(あん)入りのだんごを差し上げようと用意をしていました。

しかし、夜中になって急に暁(あかつき)の出発に変更になり、里人(さとびと)は大急ぎで材料を全部一緒について団子を作ったのです。この団子は「お舟出だんご」として、今でも残り、美々津の名物になっています。また、このお舟出に際して、風向きを調べるために凧をあげて出航にふさわしい天候を調べたようです。

出発が急に決まり、神武天皇の旅の衣服の準備もままならなくなり、立ったまま縫(ぬ)われるほどであったとか

美々津にはそのまま「立縫(たちぬい)」という地名が残り、この地で立ったまま縫い物をすると、舟出しても戻ってこないから縁起が悪いという俗説(ぞくせつ)も伝わっています。また、旧暦の8月1日には、急に決まった出発のために、里人(さとびと)がお見送りやおとものため家々の板戸を「おきよ、おきよ」と叩いて起こしてまわった様子を再現する「おきよまつり」も行われています。この美々津からのお舟出は、神武天皇が軍を従えて初めて大和に向けて出航したことから、日本海軍の発祥(はっしょう)であるとも言われ、神武天皇が東征(とうせい)する際に、戦勝と海上安全を祈願した立磐神社(たていわじんじゃ)のそばには、日本海軍発祥の地を表す石碑が建立(こんりゅう)されています。




立磐神社 (たていわ神社)


耳川の河口に面したこの立磐神社の御祭神は、住古三神で、航海安全・漁業繁栄の神様。
神武天皇が東征の船出を待つあいだ腰かけていたという「腰かけ岩」が祀られている。

その後・・
古事記編さん1300年記念って事で、立磐神社のページを作成しましたのでこちらもご覧ください。→立磐神社 
 
美々津 立磐神社(たていわ神社) 01美々津 (たていわ神社) 02

日向神話 神々の系図
 

 
美々津へのルート

宮崎方面から来ると国道10号線耳川大橋
手前の信号を右折するのが解り易いです。

宮崎県日向市美々津(みみつ)


2005/07-2006/01


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