宮崎の太陽back[Photo Miyazaki 宮崎観光写真 TOPページへ] [宮崎県の神社へ]  

 

記紀編さん1300年 神話のふるさとみやざき 温故知新ものがたり ロゴ田野天建神社 (たのてんけん神社) (宮崎県宮崎市田野町)

田野天建神社 (たのてんけん神社)の場所

宮崎市田野町甲2801-3 地図リンクMap
GPS N=31.50.5 E=131.18.16

田野天建神社の祭神

大国主尊(オオクニヌシノミコト)(大己貴命(おおなむちのみこと)ともよばれる。
百済王(くだらおう)天児屋根命(あめのこやねのみこと)の三神を合祀

田野天建神社 (たのてんけん神社) 03田野天建神社現地案内板より

歴史
元徳2年(1330年)伊東祐持日向国下向時、兵道宮田荒三郎義立に命じ、天児屋根尊を勧請、天健神社として武運長久を祈る。
天正16年(1588年)3月、伊東祐兵封を飫肥に受け、天健神社を楠原に建立。
寛文元年(1661年)社殿名字名をも併せて田野村に奉還。宮田氏を祠官とさせ
伊東家の武運を祈り、神札を納める毎に謝状を下付した。
明治4年(1871年)田野神社(御祭神・大国主尊)に田野大宮大明神(百済国王)が合祀される。
大正2年(1913年)天健神社が田野神社に合祀される。
大正3年(1914年)田野天建神社と称し奉る。

田野天建神社 (たのてんけん神社) 01田野天建神社 (たのてんけん神社) 02


天児屋根尊(アマノコヤネノミコト)

中臣氏、後の藤原氏の祖神である。
「古事記」「日本書紀」に見る神話では、天照大神のお隠れになった天岩戸を開こうとする際、この神が面白い節回しで祝詞を唱えて天宇受売尊が踊ったとあり、天児屋根尊は宮廷の祭祀をつとめる神であることがわかる。
天児屋根尊を祭神とする神社の総本社は大阪府の牧岡神社である。
かつて奈良の都に藤原氏一門の氏神である春日神社が創建された際、この神も同社の第三殿に勧請されたのであった。
飫肥藩主伊東氏の祖は、藤原系、工藤祐経とされている。
その伊東氏の日向国下向に際し、そのような例に倣ってこの神が勧請され、天津神社が創建されたものと思われる。

大国主尊(オオクニヌシノミコト)

八俣大蛇退治で知られる須佐之男尊の子孫である。
葦原中国(国土)に君臨し、その開発経営にあたった。
水利を通じ、田畝を開墾し、山林を開発した外、畜産を興じ、医療の法を教え、獣や外虫等の災いを祓うなどの数々の事績を「古事記」
「日本書紀」の中に見ることができる。
その様にして、苦心して造りあげた国土を天照大神に捧げた国譲りの神話は特に有名である。
又、因幡の白兎の神話に見られる様にも、大変親しみ易く、人々に富をもたらしてくれる福の神、大黒様として古くよ民衆からの信仰を集めてきた。

百済国王(クダラオウ)

「田野大宮大明神縁起」に次のようにある・・・・・
昔、百済国王の船が、日向の油津に漂着された。
王は我が住処は何処にしたものかと見回した時、遥か北の方の山に五色の雲が舞い上がった。
小姓は魂が抜けたようになった。
王は谷川の水を掬って彼の口にそそいだ。
小姓は忽ちその水で生気を取り戻した。
かくしてこの坂は「小姓坂」と呼ばれた。
それからなお進んで、一宿した処を後に宿野(しゅくの)といった。
それから深山に分け入り、かの五色の雲の下の岩屋にしばらく息めた。
折から田野の男達八人がその前を通って王を見つけ、その怪異の姿に敬意を起こし、恭しく話しかけたが、王は何も言わない。
そこで彼らは持っていた蔦葛(つたかずら)をうち振り身ぶりおかしく舞を舞った。
王はその時微笑した。
後永くシャグリ舞いと言ってこの時の舞の様子を伝えたという。
彼らは、それから王を導いて田野に帰り、そこに仮殿を建てて仕えた。
不思議にも王の手飼いの鶴が王を慕って飛び来り、その仮殿を守護した。
王は月毛の駒を愛し、それに跨ってあちこちと遊覧してまわられた。
ある時、王の馬は何かに驚いたのか急に躍り上がって、王を乗せたまま井戸の中に飛び込んでしまった。
そのため、王の冥福を祈り村内の井戸を全て埋め、それ以来、田野では月毛の馬を忌むと云う。
王は、かくて薄命の身の終わりを告げたが、村人は厚く王を葬り、神として祀ったと云う。 

 以上 現地案内板より


百済王伝説は 美郷町南郷区等にもある。 師走まつり 神門神社 比木神社
田野天建神社 (たのてんけん神社) 04田野天建神社 (たのてんけん神社) 05

関連外部リンク

みやざきの神話と伝承101(60)百済王と田野天建神社
ひむか神話街道50の物語集 第44話 田野の百済王(田野町)
田野町歴史の小道

天建はてんけん?あまたて?

上記みやざきの神話と伝承(宮崎県発行)や、田野町のWebページでは「てんけん」と読んでおりますが、宮崎県の観光サイトデーターベースには「あまだて」と書かれておりました。 どちらが正しいのか、はたまたどちらでも良いのか・・わかりませんが、このページでは「てんけん」に統一しました。

田野天建神社 (たのてんけん神社) (宮崎県宮崎市田野町佐土原町)






当サイト内検索(画像も)出来ます。


みやざき
PHOTO MIYAZAKI 宮崎観光写真  宮崎の観光、旅行の参考になれば幸いです。
このページへのリンクはフリー/連絡不要です。BBS、ブログ等からもご自由にどうぞ。
 メールはこちら

backPHOTO 宮崎 宮崎観光写真TOPへ


Photo Miyazaki 宮崎観光写真 宮崎だぁJP 

Copyright © MORIMORI All Rights Reserved.

-

-PhotoMiyazaki 宮崎 観光写真 SubPage-