巨田神社 (こた神社) (宮崎県宮崎市)
本殿は国指定重要文化財
巨田神社 (こた神社) 鎮座地
宮崎県宮崎市佐土原町上田島 地図リンクMap
GPS N=32.3.28秒 E=31.24.13
巨田神社の祭神
天太玉命(あめのふとだまのみこと)
誉田別命ほんだわけのみこと)(應神天皇)
大帯姫命(おおたらしひめのみこと)(神功皇后)
巨田神社現地案内板より
巨田神社は、寛治7年(1093年)宇佐神領時代(宇佐八幡宮の荘園である田島荘)に郷土の鎮守の神として天太玉命(あめのふとだまのみこと)・誉田別命ほんだわけのみこと・應神天皇) 大帯姫命(おおたらしひめのみこと・神功皇后)を奉斎創立し、武運・産業・安産・病気平癒・開運等を祈願し崇敬されてきました。
本殿は、文安5年(1448年)に再建されたことが棟札によって判明。
この間、いくたびか修理が施され、元禄8年(1695年)には、外観意匠を一変する大修理が行なわれています。
本殿の構造は、三間社流造り(さんげんしゃながれづくり)で板葺き、木部には朱が塗られ、南九州には数少ない中世神社建築の遺構で、修理時期を明示する棟札が二十二枚も保存されています。
(*この棟札は宮崎市佐土原歴史資料館に保管されており、その一部は展示してあります。)
現在の本殿は、天文19年(1550年)の建立といわれ、歴史的文化的にも貴重な建造物として認められ、国の重要文化財に指定されました。
しかし、縁廻りに歪や苔害等全般に破損を生じてきたので、国・県・町の補助を得て、昭和56年(1981年)根本的解体修理を行い、元禄8年(1695年)の本殿に復元されました。
摂社は、本殿を中心に左に若宮社、右に今宮社が建立されていますが、破損が著しく本殿とともに大修理を施しました。
(貞享3年(1686年)に摂社今宮社、享保12年(1727年)に摂社若宮社が建立。)
摂社は一間流見世棚造り(いっけんしゃながれみせだなづくり)で、その価値が認められ、県の有形文化財に指定。
これらの文化財保全の為に、国・県・町の補助を得て防災設備を施し、永年保存への完璧を期した。
氏子一同におかれては、全員協力し浄財を拠出され、さらに社有林の間伐・除伐、幣殿・参道の整備、外柵の新設等環境の整備に尽力され、二か年にわたる計画・工事の全てを昭和57年11月28日に完了した。
佐土原町教育委員会 ( 現地説明板内容にかな・他、補記
)
巨田神社の文化財等
本殿、(附 棟札22枚) 国指定重要文化財 昭和53年(1978年)5月31日指定
摂社若宮社、摂社今宮社 宮崎県指定有形文化財 昭和58年(1983年)1月21日指定
巨田神社関連リンク等
巨田神社修復に関しての関連外部リンク
文化遺産オンライン(巨田神社のページ) 文化遺産オンライン 建造物修復アーカイブ(巨田神社のページ)
巨田神社関連ページ
巨田神楽 例年11月15日前の日曜日に巨田神楽が奉納されます。
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