リモートレリーズRC-1000S,RM-S1AMの代替品

▶ in カメラ関連 posted 2009.03.25 Wednesday / 06:20


SONY(ソニー)デジタル一眼レフカメラαシリーズのリモートレリーズRM-S1AMの代替(互換)品について。

リモートコードRC-1000SとリモートコマンダーRM-S1AM

ミノルタα7DIGTAL/αsweetの頃のリモートレリーズはリモートコードRC-1000S
ソニーになってからはα用リモートコマンダーRM-S1AMとなっている。
コニカミノルタ・SONY(ソニー)両方のデジタル一眼レフカメラαシリーズのレリーズ部の端子/仕様は相互互換があります。
SONY純正品リモートコマンダーRM-S1AMの希望小売価格は4,725円で、ネット通販でも送料込み代引き3,700円程度と結構な価格です。
製造を終えている品ですが、在庫流通のコニカミノルタのリモートコードRC-1000S(新品)でもオークションで2,500円程度(送料・送金料別)します。

1,000円の互換リモートコマンダー(リモートスイッチ)

そこで今回の記事の主役?中国製(メーカーJIANISI製?)互換リモートレリーズの登場です。

リモートレリーズ(中国製リモートコマンダーRM-S1AM互換・外観)

価格、コミコミ1,000円也

このコニカミノルタα用リモートコードRC-1000SとSONYα用リモートコマンダーRM-S1AMの動作互換リモートレリーズは某オークションで700円即決で出品されており(記事投稿時点で)、受け取り側のリスクで定形外普通郵便で送付してもらいましたので、送金(かんたん決済送金)含めてもコミコミ1,000円程度で入手出来ました。

出品者の説明によるとソニーα用リモートレリーズでα100、α200、α300、α350、α700、α900で使えるそうですので、互換でコニカミノルタのデジタル一眼レフカメラ(α7DIGITAL・αSweet)にも使えるかと思います。

コード長は90cmです。説明書は中国語/英語(面/裏両面一枚が)入っておりましたが、単なるプッシュとスライドを兼ね併せた構造のスイッチなので、図を見ればご覧の如くみたいな感じです。

リモートレリーズの内部構造

内部を空けてみると、ブレードスイッチ(金属板バネのスイッチ)が入っているだけのシンプルな構造です。

リモートレリーズ(中国製内部)

リモートレリーズ 構造外略図
図中、文字を間違えておりました(^^;)道通は導通が正解


純正仕様のシャッター切った時のクリック感は無い

純正のリモートレリーズ(コニカミノルタ RC-1000SやSONY RM-S1AM)はスイッチを押した時にクリック感(振動)が指に伝わるような特殊バネ加工がスイッチの板に施されているのですが、コスト面や特許面からか?この中国製の互換レリーズではこあたりは省略され、スイッチが入った(シャッターを切った)感覚はリモートレリーズのタッチ感覚からはわからず、カメラ側の反応でそれを確認するのみとなります。
このあたりのスイッチの感覚は何度か使えば学習出来るでしょうし、大きな問題ではないと思います。

気になる信頼性は?

一番気になる信頼性ですが、使用頻度も少ないと思いますし、スイッチ自体も単純な構造ですので、スイッチ部が壊れる可能性は低いと思います。
当然ながら単なるスイッチ接点信号なのでカメラ本体に悪影響を及ぼすことも無いと思います。
あえて心配な点としてあげるなら、カメラとの接続コネクタ部、スイッチ部それぞれのコードの付け根部の強度(内部断線の心配)位でしょうか。

実はその後、2回目の使用で壊れてしまいました。(内部断線)

リモートレリーズ(中国製・コニカミノルタ純正品比較)

スタイルは個人的には純正の方に軍配

意匠面ですが、私は右の純正の角ばった純正品のスタイルが好きです。
ホールドを重視した適度な大きさなのだとは思いますが、個人的には純正よりコンパクトに作って欲しかったですね。
あとコード長90cmも純正と同じ50cm程度で良いかと思います。
余分なコード長は意外に邪魔なんですよね。

最後に・・買いか?

信頼性等は少し使いこんでみないとわかりませんが、一般ユーザーはスローシャッターやバルブ撮影はたまにしか使わないでしょうし、コスト重視ならこれもありかなと思います。

(最新情報はページ下追記参照、実は2回目の使用で壊れました。

Sony以外にCanon、Nikon等のリモートレリーズも

この互換リモートレリーズはSony以外にもCanon(キャノン)・Nikon(ニコン)等各社あるようです。(コネクタが違うだけですので)

キヤノン、ニコンならエツミから2,100円

キヤノン、ニコンの一眼レフカメラ用のリモートレリーズでしたら「エツミ」から2,100円で発売されているようです。
リモートスイッチC1(E-6219)、同C3(E-6220)、同N1(E-6221)、同N2(E-6222)
 → エツミ





撮影した写真など・・・作者のPR(^^)
Youtube MORIMORI

無線仕様のリモートレリーズ

余談ですが、私はこんなのも使っております。

リモートレリーズ(3種)

上記で紹介したものは有線のリモートレリーズでしたが、写真左側は無線のレリーズです。(中国製・メーカー名は忘れました。4000円弱だったかと思います。)
一脚で上げたハイアングルでの撮影等で活躍しておりますが、写真一番左のカメラに接続する受信部の電池接続部の接触が悪く、ちょっとした振動で電源が切れてしまったり、電源スイッチが押す毎にON/OFF繰り返すはずが、チャタリングでなかなかうまく動作しなかったり、過去にコネクタ付け根部が内部断線したりと・・作りの(詰めの)甘さ、品質が気になるところではあります。
送信部は「23A/12V」という特殊な12V電池なので大きな家電店に行かないと入手出来ないのもネックです。

最近は三脚で有名なVelbon(ベルボン)でも無線のレリーズを販売(輸入品のようです。)しているようです。 → 製品説明(PDF)

1000円リモートレリーズ使ってみて・・形状に難あり。

先日、夜桜を撮影、桜暗がりでこのリモートレリーズを使ってみました。
暗がりだと手探りで指の感触でボタンを探し押す訳ですが、どこにボタンがあるのか感覚でわからず苦労しました。
この代替のレリーズはボタンスイッチの部分がフラットになっている形状が良くありません。
見た目はスッキリして良いのですが、純正品のように廻りに突起等を付け、手探りでも容易にスイッチボタン部を確認、操作出来るような形状にする等の処置が必要かなぁと思いました。

まあ、なれってのもあると思いますが・・
純正(コニカミノルタ・SONYの場合)とは反対方向にスイッチがあるのも純正を使い慣れたり、純正と2つ併用する者にとっては辛いですね。

1000円リモートレリーズ2回目の使用で断線・壊れました。

 本日2回目の使用にて半押しからシャッター切れない状態に陥る。
ケーブルの根元を左右に振ってみると切れたりするので断線であろう。
無理な事はした覚えもないし、あまりに早すぎる臨終であった。
ハンダ付け等は出来るのでそのうち開いて修理しようと思う。 
ついでに長すぎて邪魔なケーブルを短くし、ケーブル引き込み口も純正と同じ(今と逆)ように改造しようと思っております。 

と・・いうことで反対側のリード引き出しに改造しました。
工具はニッパーとハンダゴテ/ハンダ程度です。
引き込み口ブッシュの穴はニッパで切り取りました。
当方の個体はケーブルは聞き込み口のブッシュに接着されていなかったので引っ張れば、ずらすことが出来、スマートにケーブルを短くする事が出来ました。

レリーズ改造後の写真

今回の撮影ではもう一つ純正のレリーズを持参していたので事なきを得ましたが、2回目の使用で断線とは・・早すぎます。

余談:PENTAXのリモートレリーズの落し物

そうそう、レリーズといえば、先日宮崎市の「椿山森林公園」に撮影に出かけた時、落し物(リモートレリーズ)を見つけました。

リモートレリーズ PENTAX

PENTAX(ペンタックス)の純正リモートレリーズのようです。
PENTAX(ペンタックス)のリモートレリーズのコネクタはヘッドホンに使うような一般的な丸型ミニプラグなんですね。
私が花を添えたりしたわけではなく、見つけたそのままの状態を撮影したものです。
落とし主が探しにいらっしゃるかも知れないのでそのままにしておきましたが、取りにいらっしゃたかなぁ??






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